TBSテレビの古い「がっちりマンデー!!」を見ていたら、「2021年 儲かりそうキーワード」特集でした。
近年変化している人々の暮らしに、ピッタリと寄り添ったビジネスが登場しているのだとか。
その中で特に気になったのは、アドレス(ADDress)のマルチハビテーションです。
アドレスの管理する全国各地のシェアハウスに、定額で住めるサービスなのだそうです。

もしかしたら平日と週末で住む場所が違う人や、テレワークの人にウケているのかも知れません。
これまではお金持ちにしか出来なかったことが、誰でもお手軽に出来るようになったのです。
マルチハビテーションとは
マルチハビテーションとは、多拠点生活という意味です。
簡単に言うと、1つの家に住み続けるのではなく、複数の家に住むということです。
アドレスの管理するシェアハウスは、全国各地に 100ヶ所以上あるそうです。
そのうちのどこか 1室を、月々 4万円~の定額制で利用できるのだとか。

移動回数に制限はないので、何度でもシェアハウスを移動できます。
それをアドレスでは「定額制の全国住み放題」と呼んでいました。
コスパ最高
アドレスのシェアハウスは、コストパフォーマンス(略して、コスパ)が良いそうです。
定額料金の中に、ありとあらゆる費用が含まれています。
- 初期費用なし ……… 敷金や礼金、補償金などが一切なく、何度移動しても無料
- 水道光熱費込み ……… 電気代やガス代、水道代はすべて込み
- 生活必需品完備 ……… Wi-Fi通信や個室の寝具、台所や調理器具、家具や洗濯機も完備
- 同伴者滞在無料 ……… 2親等以内の家族と指定したパートナー1名は、無料で利用できる

番組では実際に、アドレスに会員登録している人が登場していました。
20数ヶ所のシェアハウスの間を移り住んでおり、たまに実家へ服や郵便物を取りに行くそうです。
個性的なシェアハウスが多い
アドレスのシェアハウスには、内装がオシャレなものも多いそうです。
また自然がすぐ近くにあったり、窓から海を眺められたり、露天風呂付きまであったりするようです。

別の会員夫婦は、気分転換のためにアドレスのシェアハウスを利用していました。
自宅でばかり仕事していると新鮮味が無くなるので、月のうち 1週間は滞在するそうです。
ちなみにどのようなシェアハウスがあるかは、アドレスのホームページから見られます。
試しに一度見てみるのも、面白いかも知れません。
空き家対策として
アドレスのシェアハウスは、そもそも空き家になってしまった普通の民家なのだそうです。
空き家の多くは田舎にあるので売るに売れず、結構な費用が掛かるので壊すに壊せません。
そのような空き家をアドレスが安く借り受けて、シェアハウスとして安く貸しているそうです。
一見すると人気のなさそうな家でも、意外に人気があるのだとか。

空き家は毎年、どんどん増えています。
空き家のままだと固定資産税が掛かりますが、シェアハウスにすれば家賃が入ります。
空き家の修繕費用は家主の負担ですが、生活必需品はアドレスが用意して会員に紹介します。
あとがき
アドレスのシェアハウスは、ごみごみした観光地よりも、自然豊かな地方の方が人気なのだとか。
自然豊かな地方は、物価もあまり高くないし、近所の人もおおむね親切です。
また住んでみて気に入ったら、家を買うこともできるそうです。
多拠点生活に疲れたら、お気に入りの土地に定住するのも良いかも知れません。

田舎はいろいろと不便なことも多いのですが、住み慣れてしまえば居心地が良くなるものです。
それをことわざで「住めば都(みやこ)」と言います。
コメント