TBSテレビの「がっちりマンデー!!」を見ていたら、「儲かるイス」特集をしていました。
外出自粛が叫ばれるようになって、自宅でイスに座ることが増えているのだとか。
その中で気になったのは、AHプロダクツが開発したという LaLaCo Chair(以下、ララコチェア)です。
なかなか寝付かない赤ちゃんも、簡単に寝かし付けられるそうです。
もしかすると、何かと忙しいママの寝不足を解消できる、画期的なイスなのかも知れません。
結果には個人差があります。状態・状況によって寝かし付けられない場合があります。
バスに揺られて赤ちゃんが眠った
なかなか眠ってくれなくて困ったことは、赤ちゃんをアヤしたことがある人なら誰もが経験したはず。
AHプロダクツの社長も、自分の子どもが生まれたとき、まさにそうだったそうです。

ところが赤ちゃんと一緒にバスに乗って、抱っこしたまま座っていたところ、簡単に眠ってしまったのだとか。
確かにバスや電車の揺れは、子どもに限らず大人でも眠くなってしまいます。

これはイケる!、と感じた AHプロダクツの社長は、さっそく副業でイスの開発に取り掛かりました。
ということで出来上がったのが、ララコチェアです。
ララコとは、ララバイ(子守唄)+コ(子:女性の名前の最後によく付けられた文字)の造語。
安全性を考慮したものづくり
ただ開発はつぎのような課題をクリアしなければならず、試行錯誤の連続だったそうです。
- イスが転倒しない仕組み
- バネの耐久性
転倒しない仕組み
ララコチェアは、お母さんが赤ちゃんを抱っこしたまま座ることになります。
イスが転倒して、もしものことがあってはなりません。

イスが倒れてしまうのは、横方向の力が加わったときです。
ララコチェアは垂直にしか座面を押し込めないので、イスが倒れにくいように作られています。
なお座面を押し組むためには、良い姿勢で座らなければならないそうです。
バネの耐久性と安全性
ララコチェアの骨格部品は金属製で、たいへん丈夫に作られています。
またバネは自動車のサスペンションと同等のものなので、長年使用しても反動力が衰えません。

なおバネは、安全性を考慮してスプリングカバーで覆われています。
子どもが間違って、手をバネに挟まない作りになっています。
ちなみに木製の脚に使われている塗料は、JIS規格で最高レベルの安全性が認められています。
縦揺れで赤ちゃんは眠る
番組では実際にララコチェアを使っているという、若いご夫婦と赤ちゃんが登場していました。
ララコチェアに、赤ちゃんを寝かし付ける効果があるのかを検証します。

赤ちゃんは、生後 8ヶ月の女の子。
ララコチェアを使い始めるまで、寝付きが悪くて苦労されたのだとか。
さてお母さんが赤ちゃんを抱っこしたまま、ララコチェアに座ります。
3分ほど縦揺れを繰り返していると、徐々にまぶたが閉じていき、赤ちゃんは眠ってしまいました。
あとがき
ララコチェアはそもそも、赤ちゃんを寝かし付けるために開発されたイスです。
ところが最近では、老人ホームにも売れ始めているそうです。

健康や体力を維持するため、正しい姿勢で上下運動するために、使われているのだとか。
思わぬところに需要があるものです。
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