以前、自動車道を通って天橋立(あまのはしだて)を見に行った話です。
前回は、京都府宮津市(みやづし)にある天橋立を渡り終わりました。
丹後国一の宮元伊勢籠神社へ
ようやく天橋立を渡りきったと思ったのも束の間、まだまだ長い石畳の道が続きます。
一の宮側の観光船乗り場で直角に右へ曲がり、国道178号線も越えてまっすぐに進んでいくと、元伊勢籠神社(もといせ このじんじゃ)に着きました。

元伊勢籠神社は、丹後(たんご)の国の一の宮です。
一の宮と言うだけあって、神門から社殿から何から何までが、とても立派です。
石畳の道はもとより、そこに続く天橋立は、この神社へと続く長い参道だったのですね。
ただ、今回の目的は天橋立でしたので、参拝は早々に済ませて、神社を後にすることに。
天橋立リフトに乗って傘松公園へ
元伊勢籠神社の拝殿の前から左に進み、ケーブルカー乗り場へと続く道を歩いていきます。
すると突然、右側の建物の影から、天橋立ケーブルカー乗り場が現れました。
名前はケーブルカー乗り場ですが、リフトとケーブルカーの 2つの乗り物があります。

ケーブルカー乗り場で、係のお姉さんに「どっちが速いですか?」と尋ねると、「ケーブルカーはまだしばらく発車しないけど、リフトは今すぐに乗れますよ」とのこと。
- ケーブルカー …… 定刻発車なので、しばらく待つ可能性がある
- リフト …………… 常に動いているので、すぐに乗れる

迷わずリフトに乗って、傘松公園を目指しました。
傘松公園で股のぞき
しばらくリフトに乗っていると、頂上の傘松駅に着きました。

まずは傘松公園へ出て、普通に天橋立を見てみました。
あんなに長い距離を歩いてきたなんて、道理で時間がかかるはずです。

つぎは、股のぞきで天橋立を見てみました。

曇りでしたので、イマイチです。
晴れていれば海に空の青が映って、まるで天に架かる橋のように見えるそうです。
股のぞき発祥の地は、別の場所
傘松公園を散策していたら、「股のぞき発祥の地」と書かれた看板を見つけました。
実は、股のぞき発祥の地は、西の方のさらに少し登ったところにあったのです。
そこまでは、大した高低差ではありません。
階段が整備さてれいましたので、スタスタ登っていくと、すぐに着きました。

いざ見てみると、海に船舶がいない分、曇り空に架かる橋のように見えなくもありません。
なお、股のぞき発祥の地から奥へ 30分ほど登っていくと、成相山成相寺(なりあいさん なりあいじ)という西国三十三所観音霊場のひとつである山寺に行けるそうです。
天橋立ケーブルカーに乗ってふもとへ

登りはリフトだったので、帰りはケーブルカーに乗って下りることにしました。
すでに 1組の家族連れが並んでいましたが、空いていたのですぐに乗れました。
ケーブルカーは、もちろん山の景色を楽しめます。
ただボクは、途中でもう一台のケーブルカーとすれ違うシーンも好きです。
ケーブルカーは、いろんな楽しみ方ができる乗り物なので、お値打ちです。
洋楽を聴きながら海鮮丼を食す

さて、天橋立ケーブルカーを降りてホッとしたら、お腹が空いてきました。
海のそばなので、やっぱり海鮮丼が食べたいところです。
国道178号線沿いで飲食店を探していると、海鮮丼を提供しているお店を発見しました。
そのお店の名前は、レストランAYA(彩)といい、料理旅館「坂元家」の敷地内にあります。

店内に入ると、大きなテレビでずっと、MTV の映像が流れていたような気がします。
もちろん、海鮮丼を注文しましたが、海の近くの海鮮丼は、やっぱり格別でした。
さて、お腹も膨れたことですし、宮津に戻ることにしました。
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