岐阜県不破郡垂井町(ふわぐん たるいちょう)には、朝倉山があります。
以前ふもとの真禅院から登ろうとしたのですが、獣害防止柵に阻まれて諦めざるを得ませんでした。
ということで、ふたたび朝倉山に挑戦してみました。
朝倉山頂上からは南宮山の尾根筋まで、さらに足を伸ばしています。

朝倉山真禅院へお参りして、重要文化財を見たあとは、朝倉山へ登ろうとしたのですが、真禅院近くの登り口は立入禁止でした。
朝倉運動公園のビオトープから
ということで、真禅院からはふたたび自動車に乗って、近くの朝倉山運動公園へ移動しました。
公園内には駐車場がいくつかあるので、空いている場所に停めます。
獣害防止柵の扉 ビオトープの案内板
登り口を探しながら野球場の近くを歩いていると、注意書きのない獣害防止柵の扉がありました。
柵の中をのぞくと、朝倉ビオトープの案内板が見えます。

朝倉ビオトープは、ため池を改修して造られた、生き物にやさしい環境なのだそうです。
カエルやトンボなどの産卵場所になっており、ときには野鳥なども訪れるのだとか。
ビオトープとは、野生の動植物が棲む空間という意味。
少なくなった生き物(希少生物)を増やすため、自然を復元したり守ったりする活動も指します。
朝倉山登り口から
朝倉山登り口 谷あいの道を奥へ
さて朝倉ビオトープを見終わって山側を見ると、造成された道がありました。
斜面が緩やかなので、そのまま山を登っていけそうな気もしますが、まずは道の上を歩いていきます。
だんだん急勾配に 横がけ道を通って
しばらく谷あいの道を登っていると、次第に急勾配になっていき、進めなくなってしまいました。
仕方がないので細い横がけ道を通って、登りやすそうな斜面まで移動します。
尾根筋の上へ 踏み跡をたどって
あとは山頂までひたすら尾根筋を登っていきました。
地面の上にはっきりと踏み跡が残されているので、道に迷うことも滅多になさそうです。
判りにくい朝倉山頂上
至るところに倒木 目印を頼りに
ところが山頂に近づくにしたがって、至るところに倒木が目立つようになってきました。
尾根が平坦なところも多いので、目印を頼りにして歩いていきます。
朝倉山頂上(左) 朝倉山頂上(右)
ということで、朝倉山頂上らしき広場に着きました。
ただあたりは植林地帯なので、見回しても山名板らしきものが見当たりません。
山名板のある雑木林 朝倉山の山名板
キョロキョロしながら奥へ進むと、雑木の一本に山名板がくくり付けられていました。
山頂点からすこしズレていますが、針葉樹は売り物なので当然のことです。
南宮山の尾根筋へ
もう一方の登山道へ すこし急な坂道
さて朝倉山頂上からは、来た道を戻ってもつまらないので、もう一方の登山道を歩くことにしました。
目印のリボンもたくさんあって、道が判りやすそうです。
急で細い尾根筋 鞍部から下る横がけ道
ところがすぐに急勾配の細い尾根筋が始まりました。
木の根っこが地面から出ているのでつまずくと、バランスを崩して崖を滑り落ちてしまいそうです。
鞍部まで下りてくると、薄っすらとした斜めの道が始まっていました。
どうやふもとの大谷ため池へ続く道のようで、木の根元には目印のヒモが結わえられています。
さらに南宮山の尾根筋へ歩いていきます。
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