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【岐阜】各務原市の愛宕山と双子山と八木山を歩いて その1 (おがせ池から愛宕山口へ篇)

名所史跡めぐり
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岐阜県各務原市(かかみがはらし)には、愛宕山(あたごやま)があります。
以前、北側の山中不動院から登ろうとしたのですが、ちゃんとした登り口がなくて諦めてしまいました。

ただ南側は、八木山自然の会によって登山道が整備されているようです。
コース図には、愛宕山から双子山(ふたごやま)を経て八木山(やぎやま)までの尾根道が描かれています。

ということで、愛宕山から双子山経由で八木山まで歩いてきました。
下山したあとは、すその道と名付けられた山道を通ることで、時計回りに一周しています。

愛宕山・双子山・八木山周辺地図
愛宕山・双子山・八木山周辺地図

おがせ池の駐車場へ

おがせ池案内図
おがせ池案内図

まずは、おがせ池(苧ケ瀬池)の西側にある駐車場にやってきました。
場所がうろ覚えだったので、池の周りを反時計回りに探していたら結局、一周してしまうことに。

おがせ池は農業用のため池で、さまざまな伝説の残る神秘の池として、古くから信仰されているのだとか。
古文書によると、かつては「麻綜池(をがせいけ)」と書いていたようです。

新撰美濃志のコマ番号:417~418/446
国立国会図書館デジタルコレクションより

おがせ池の伝説

昔むかし、おがせ池に棲んでいた龍が女性に化けて、大安寺笑堂和尚に弟子入りを頼みに来ました。
弟子入りできれば、龍神は悦んで水を出してくれるでしょうと。

大安寺は井戸水で困っていたのですが、八木山の頂上に泉が湧き出したので、懸樋で寺中に引いたのだとか。
泉は涸れたことがなく、余った水は南へ流れて大安寺川になったとのこと。

湧き水

おがせ池は、尾張国中島郡赤池村の赤池と地面の下でつながっている、という伝説もあります。
池で里人が馬を洗っていたら誤って沈んでしまい、三日三晩経ったのち人馬とも赤池に浮かんだとのこと。

おがせ池から愛宕神社へ

さて駐車場からは、とりあえずおがせ池遊歩道を反時計回りに歩き始めました。
池の南端を東側まで行ったら、すこし南下して、八木山通りを自動車に注意しながら東へ歩いていきます。

しばらくすると、愛宕神社へと続く参道入り口にある鳥居前に着きました。
かつての参道は森の中の小径だったのでしょうが、まわりに団地ができて途中まで路地になっています。

ということで参道を登っていくと、愛宕山中腹にある愛宕神社に着きました。
本殿でお参りしたら左手の石段を通って、さらに裏手へ登っていきます。

愛宕神社裏手の岩屋には、修験道の開祖である役小角(えんのおずの)が祀られていました。

愛宕神社裏口から愛宕山口へ

さて愛宕神社の裏手へと続く石段を登っていくと、獣害防止柵らしきフェンスが設置されていました。
錆びた扉を通り抜けてふたたび針金で固定したら、山際の道路を東へ歩いていきます。

すると、愛宕山登山道入り口がありました。
入り口には、判りやすい「愛宕山~八木山 コース図」が設置されています。

ただ印刷されたコース図は人気のようで、隅に取り付けられた郵便受けの中を見ても品切れ状態でした。
必要な場合は、あらかじめ自宅で印刷してきた方が良さそうです。

つぎは愛宕山を登っていきます。

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