最近は、パラコードを使っていろいろなものを編むのにハマっています。
この前まではブレスレットを編んでいたのですが、他にもっと面白いものはないか探してみることに。
するとユーチューブ(YouTube)で、人形の編み方を公開している人がいました。
手足付きのものや腕組みしているようなもの、直立しているものなど、さまざまです。

直立する人形を一つ編んでみると、可愛らしかったので、持っていた 5色すべてで編んで見ることに。
編み目の数を揃えたのですが、人形の大きさにバラツキが出てしまいました。
使用したパラコード

人形を編むのに使ったパラコードは、アトウッド(ATWOOD)製です。
アメリカのロープメーカーで、アメリカの軍隊や警察、消防にも納入しているそうです。
ただ使ったのは 550パラコードという商用品なので、軍用品に比べると性能面で劣るようです。
それでもアメリカの引張強度テストで、550ポンド(約250キログラム)の重さに耐えたのだとか。
ブレスレットや人形を編むぐらいなら、十分な丈夫さがありそうですけどね。
ブランコに使ったりすると、遠心力で過度な負荷がかかって、切れてしまうかも知れません。
直立する人形を編む
パラコードで編んでみたのは、「ラッキーフラットマン」と呼ばれる直立する人形です。
体中をぐるぐる巻にされているので、「ミイラ男」と呼ぶ人もいるようです。

直立する人形が編み上がったら、早速カバンに取り付けてみました。
真っ黒で地味だったカバンがワンポイントを得て、ほんのちょっぴり華やかに見えます。

勢いに乗って、持っていた 5色のパラコードそれぞれで、直立する人形を編んでみました。
編み目の数を揃えたのですが、大きさにバラツキが出ています。
バラツキの原因は

バラツキの原因を調べるため、5色のパラコードを調べてみることに。
色の付いた外装の中に入っている、白いインナーコードを引っ張り出して、それぞれ広げてみました。
オレンジ色と紺色のインナーコードは、7本すべてが太くて品質に問題はありません。
緑色と薄茶まだら色のインナーコードは、7本の中に細いものが 2本混じっています。
白まだら色のインナーコードに至っては、そもそも 6本しかなく、しかも細いものが 2本混じっていました。
直立する人形の大きさにバラツキが出たのは、インナーコードのせいだったのです。
あとがき
アトウッドは、アメリカ軍にも納入しているロープメーカーということで、安心していたのですけどね。
製品の品質は、期待していたほどでもなかったようです。

アトウッドのパラロープには、6つのタイプと 2つのグレードがあって、仕様が異なっているのだとか。
もしかして、この程度の品質のバラツキは、仕様の範囲内なのでしょうか?
なお今回使ったのはタイプ3 ✕商用グレードで、もっとも流通量の多いものだそうです。
アクセサリーを作るならまだしも、身体を預けたりするのはちょっと怖いような気がします。
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