岐阜県山県市伊佐美(やまがたし いさみ)には、茶臼山(ちゃうすやま)があります。
一般的に富士山のような形に見える山をそう呼ぶようで、全国至るところに同じ名前の山があります。
ということで、茶臼山を南から北へ縦断してきました。
登山道などは無いも同然なので、下手をすると道に迷うおそれがあります。

標高202メートル地点から、尾根筋を通って茶臼山頂上を越え、切通まで来ました。
急斜面を避けて横移動
峠道を西へ 平坦な長い道の入り口
さて切通しからは、倒木だらけの峠道を西側へ下っていきました。
初めのうちは急勾配ですが、すぐに平坦でほぼまっすぐな道幅の広い道に変わります。
丘手前の二股で南西へ 道がうやむやに
しばらく平坦な道を歩いていると、丘の手前で道が二股に分かれていました。
右の道は草ぼうぼうなので、どうしても草の生えていない左の道を選ぶことになります。
ところがその先で、道がよく判らなくなってしまいました。
目印のピンク色リボンも見当たらないので、まっすぐに尾根を進んでいくことに。
踏み跡のたくさん残っている、左側の斜面を下るべきだったのかも知れません。
横がけ道で尾根の下を進み
横がけ道へ 途中の倒木散乱地帯
すると、尾根筋の右側に横がけ道を見付けました。
途中で道が崩れかけていたり、間伐材のような細い倒木が散乱していたりしますが、何とか歩いていけます。
たどり着いた別の尾根 歩きにくい草むら
そのうちに別の尾根の、木がまばらになった原っぱのような場所に着きました。
木漏れ日が気持ちいいので、休憩するのにもってこいかも知れません。

ところが尾根筋を下っていくと、すぐに一面が草むらになって、歩きにくくなってしまいます。
仕方がないので、来た道を原っぱのような場所まで戻ることに。
けもの道をたどって、ふもとへ
斜面に残る踏み跡 切り株にピンク色リボン
途方に暮れながらあたりを見回していると、斜面に人の歩いた踏み跡を見付けました。
一縷(いちる)の望みとばかりにたどってみると、踏み跡はその先へと続いていて、また別の尾根へ。
この尾根では、切り株に巻かれているピンク色リボンを、久しぶり見付けられました。
尾根筋は草ぼうぼうで歩きにくいので、また斜面を下っていきます。
けもの道をたどって ようやくふもとへ
薄っすらと踏み跡の残るけもの道をたどって行くと、何とかふもとまで下りられました。
あとは適当に鳥羽川の方へ行って、川沿いのサイクリングロードを歩いていけば、出発地点に戻れそうです。
あとがき
今回は茶臼山の北の方にある切通から、峠道を通ってふもとまで下ろうとしたのですけどね。
途中で道を間違えたようで、最後はけもの道を歩く羽目になりました。
どこかに歩きやすい峠道があると思うのですが、道路事情が変わって峠を越える人は無さそうです。
もしかすると峠道は、廃れてしまったのかも知れません。
なお茶臼山の縦走路は、シダ植物が至るところに群生しています。
歩くのは、シダ植物の枯れる冬場が良いかも知れません。
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