岐阜県山県市伊佐美(やまがたし いさみ)には、茶臼山(ちゃうすやま)があります。
一般的に富士山のような形に見える山をそう呼ぶようで、全国至るところに同じ名前の山があります。
ということで今回は、茶臼山を西から東へ横断してきました。
比較的歩きやすい登山道が整備されていますが分岐が多いので、やっぱり慎重に歩く必要があります。

送電鉄塔をたどりながら、登山道を登って、茶臼山を越えたあとは、462鉄塔まで来ました。
茶臼山から下山
462鉄塔分岐点(左)山頂(右)ふもと 短い急坂を下りて登山道に合流
さて 462鉄塔からの帰りは、もう一つの道を進んでみました。
すこし歩くと道は左へ折れて、急勾配の坂道を下りていくと、462鉄塔の直前に分かれた登山道に合流します。
登山道をふもとへ 登り口直前
あとはのんびりと、緩やかな登山道を下っていきました。
途中に倒木が横たわっていることもありましたが、大した障害ではありません。
ということで、茶臼山の東側?ふもとまで下ってきました。
あとは平坦な舗装道路を、さくら駐車場まで歩いていくだけです。
電柵からなかなか出られず
田園風景と電柵 他人の土地
などと思っていたら、茶臼山の登り口に電柵(別名、電気柵)が設置されていました。
すき間をまたいで通り抜けようかとも思いましたが、もしかすると電気が通っているかも知れません。
しかたないので、となりの空き地を通って出ていこうか、とも思ったのですけどね。
他人(ひと)の土地なので、躊躇(ためら)われます。

仕方なく、電柵に沿って耕作放棄地の中を歩いていくと、うまい具合に出入り口を見付けました。
ゲートグリップを外して通り抜けたあとは、しっかりと元に戻しておきます。
椎倉坂を越えて

さて国道256号線を南の方へ歩いてくると、「しぐらざか」と書かれた案内板がありました。
かつてここに椎倉坂という峠越えの道が通っており、大正末期までは高富と美山を結ぶ唯一の道だったそうです。
九十九折と言われるほど、越えるのが大変なつづら折りの難所だったようです。
当時盛んに行き交った荷馬車を引く馬も、さぞかし難儀したことでしょう。

現在は山を切り開いて切通になっているので、むかしの様子を想像するのは難しくなっています。
ただこの場所から山中へと入っていく脇道が、往時のまま残されているのみです。
あとがき
今回は茶臼山を西から東へ横断してみました。
南から北へ縦断したときとは比べ物にならないほど、ラクに歩けます。
ときどき分かれ道があって迷うこともありましたが、道かどうかも判らないけもの道をたどるよりマシです。
電力会社の巡視路が整備されているお陰ですね。

ただ茶臼山に登ってみても、あまり面白い場所はありませんでした。
城跡などが遺(のこ)っていれば、それなりに楽しめたのですけどね。
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