先日(2019.08.03)、朝日放送テレビ「朝だ!生です旅サラダ」を見ていたら、俳優の寺島進さんが滋賀県長浜市(ながはまし)にある竹生島(ちくぶしま)を訪れていました。
以前からずっと、琵琶湖に浮かぶ竹生島に行ってみたかったので、長浜港から観光船に乗って行ってきました。

長浜港観光船のりばの駐車場に自動車を停めて、竹生島クルーズの往復乗船券を買ったあとは、観光船「べんてん」に乗って竹生島に渡りました。
拝観するには別途、入島料が必要
観光船の中でもアナウンスがあったのですが、竹生島の神社と寺院を拝観するには、入島料が別途必要になります。
竹生島のおみやげ屋の前を奥へ歩いていくと、石段の手前に券売所がありました。
券売機には大人と小人、人数ごとにボタンが用意されており、入島券を手早く購入できます。

竹生島入島記念
入島券を入り口のおじさんに渡すと、代わりに「竹生島入島記念」という短冊をくれました。裏には「竹生島案内図」が印刷されているので、島の中を巡るのに役立ちます。
まずは竹生島神社へ

竹生島神社の鳥居
石段を登り始めると、すぐに竹生島神社への分かれ道があります。
そのまま宝厳寺(ほうごんじ)の本堂(弁才天堂)まで長い石段を登っていくのは辛いので、一旦神社に寄り道することにしました。

竹生島神社参拝案内図
竹生島神社参拝道の入り口には、判りやすい参拝案内図が設置されています。
ただ一本道なので、迷うことはなさそうですけどね。
竹生島神社参拝道

竹生島神社への架け橋
竹生島神社へは、まず最初に赤い欄干の頑丈そうな橋を渡ります。
橋の途中からは、先ほどまで居た竹生島港とその周辺の景色を眺められました。

黒龍堂
橋を渡り終えると、「黒龍堂」とよばれる立派な朱塗りの祠(ほこら)がありました。
八大竜王の一尊である、黒龍が祀られているそうです。
現在すぐとなりの観音堂が保存修理の最中なので、足場が組まれていました。

船廊下を支える木組み
さらに歩いていくと、船廊下の下の通路に来ました。
船廊下を支える木組みは、京都清水寺の舞台に似ていますが、規模はかなり小さめです。
八大竜王拝所(かわらけ投げ)

八大竜王拝所
最後に石段を登ると、開けた場所に出ました。
海側には八大竜王拝所があって、そこから「かわらけ投げ」が出来るようです。
建物の中に入ると、お守りやお札などに混じって、かわらけが売られていました。
かわらけに願いごとを書いて、それを鳥居に向かって投げるのだとか。
- かわらけ投げ(左)
- かわらけ投げ(中央)
- かわらけ投げ(右)
かわらけが鳥居をくぐると、願いごとが叶うと言われているようです。
竹生島の「かわらけ投げ」は人気があるようで、実際にやっている人を見掛けました。
都久夫須麻神社(竹生島神社)

都久夫須麻神社本殿
都久夫須麻神社(つくぶすま じんじゃ)の本殿は、伏見桃山城の勅使殿(ちょくしでん)を移築したもので豊臣秀吉が寄進した、と伝えられています。
以前は本殿の内部が公開されており、桃山文化を象徴する華やかな装飾が見られたそうです。
しかし訪れたときは、残念ながら非公開になっていました。
本殿正面の階段を登って参拝したあとは、仕方がないので左に進んで船廊下に向かいました。
竹生島の名前について
竹生島(都久夫須麻)の名前は、「神を斎(いつ)く島」が由来だそうです。
しかしどう考えても、すこし無理があります。
竹生島を近くの山本山や賤ヶ岳などから見ると、こぢんまりしていて蹲(うずくま)っているように見えます。
蹲ることを、古語では「蹲(つくば)ふ」というので、「蹲ふ島」から言いやすく変化したのだろうと思います。
次は宝厳寺を回ります。

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