以前、滋賀県湖南市(こなんし)の「湖南三山」の一つである善水寺を訪れたときのこと。
「湖南三山」の青もみじを紹介するチラシをもらいました。
新緑の季節になったので青もみじを見るため、「湖南三山」の中でまだ行ったことのない、長寿寺(ちょうじゅじ)と常楽寺(じょうらくじ)に行きます。

長寿寺の青もみじを楽しみながら、石造りの大きな多宝塔を見たあとは、本堂の中に入って仏像を見て回り、池の中の弁天堂を眺めました。
長寿寺の鎮守社、白山神社
- 白山神社の手水舎
- 二の鳥居と拝殿
- 白山神社の本殿
長寿寺から階段を上って、その鎮守社の白山神社(はくさん じんじゃ)に来ました。
すこし参道を戻って手水舎まで来ると、ここにも長寿寺と同じように人感センサーが取り付けてあり、龍の口から出る水を制御しています。
ふたたび鳥居をくぐって、重要文化財に指定されている拝殿を見に行きました。
四方に取り付けられた格子戸の目が細かくて、幾何学的な美しさを感じます。
さらに奥の本殿の手前まで行きましたが、石段の登り口には鎖が渡されていました。
神聖な本殿までは開放されていないようです。
白山神社から三重塔跡へ

三重塔跡への入り口
さて白山神社の境内を歩いていると、三重塔跡への入り口を示す標識を見付けました。
三重塔は無いのですが、その礎石だけは遺っているようです。
ということで、丸太の階段を登ってみることにしました。
- 三重塔跡への途中(左)
- 三重塔跡への途中(中央)
- 三重塔跡への途中(右)
丸太の階段を登りきったところには、大きな池がありますが、特に説明はありません。
山の中腹にある池には、龍神が棲んでいると相場が決まっているのですけどね。
そこから振り返ると、手前に白山神社の拝殿が見え、その奥に長寿寺の本堂の桧皮葺きの屋根が見えました。
三重塔は、信長が安土城へ
- 三重塔跡への道
- 角を曲がるとすぐそこ
- 読めない立て札
さらに山道を上がっていくと、すぐに三重塔跡に着きました。
木製の立て札がありますが、風雨に晒されており、何が書いてあるのかは判りません。

三重塔の礎石だけが遺る
実はここにあった三重塔は、織田信長によって、安土城の山中にある摠見寺(そうけんじ)へ移築されました。
安土城跡に登ると現在も、その三重塔を見られます。
長寿のお守りを買って
- 白山神社の参道
- 白山神社の一の鳥居(振り向いて)
- 参道のガーデニング
さて長寿寺の入り口まで戻ってくると、受付の方が声を掛けてくださいました。
何かと思ったら、お茶とアメが用意してあるそうなので、ご馳走になることに。
しばらくは世間話をしていたのですが、ふと置いてあるお守りに目をやると、「長寿」と書かれていたので、思わず買ってしまいました。
紙袋の中にはおまけとして、銀色の「子安地蔵尊」が印刷された紺色の厚紙も入っています。
他所(よそ)の寺社ではもらったことが無かったので、ちょっと嬉しく感じました。
つぎは阿星山に登ります。

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