滋賀県近江八幡市長命寺町(おうみはちまんし ちょうめいじちょう)には、長命寺があります。
西国三十三所観音の第31番札所として有名な寺院です。
ということで今回は、ふもとから石段を登って長命寺にお参りしてきました。
ついでに長命寺山に登ろうとしたのですが、登り口はどこも立入禁止だったので結局、諦めています。

長命寺境内を、長命寺山登り口を探しながら、いろいろと見て回りました。
長命寺山東側ふもとへ
参道分岐点(奥)もうひとつの参道(右)ふもと駐車場 もうひとつの参道登り口
さて地図アプリを見ていたら、長命寺山の東側に山頂へと続く山道を見つけました。
すこし距離はありますが、気になるのでちょっと行ってみることに。
参道の分岐点から、登ったときとは違うもうひとつの参道を下っていくと、別の参道登り口に着きました。
すこし勾配が緩やかになっているので、「女坂」とよばれる道かも知れません。
旧道を通って 中之庄集落の中へ
さらに長命寺山ふもとの旧道を反時計回りに歩いていくと、地図のある集落入り口に着きました。
とりあえず集落の中を通る坂道を登っていきます。
福城寺に寄り道
福城寺駐車場前 福城寺参道
すると、程なく福城寺駐車場に着きました。
折角なので、福城寺へ寄り道していくことにします。
福城寺山門前(左) 福城寺山門前(右)
福城寺の山門の前まで来ると、近年造られたと思われる石標が設置されていました。
お年寄りも多くお参りされるようで、日かげになる山門の下には休憩用のベンチが置かれています。

山門をくぐると、立派な本堂が現れました。
浄土宗のお寺のようで、本堂の前には開祖である法然上人の詠まれた歌碑が置かれています。
月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の 心にぞすむ
遭難しそうなので断念

さて福城寺からさらに坂道を登っていくと、畑の端に長命寺山の登り口がありました。
二重鍵?になっていたので、扉を開けるのにすこし手間取ります。
石垣跡(左) 石垣跡(右)
山道を歩き始めると、道の両側に古めかしい石垣跡がありました。
もしかすると福城寺はかつて、いくつもの僧坊を抱える大きな寺院だったのかも知れません。
水利施設 僧坊群跡を貫く廃道
塩ビ管のつながった水利施設を過ぎると、途端に登山道が判りにくくなりました。
地図アプリとにらめっこしながら、山の中を歩き回ります。

僧坊群跡の中を貫く山道らしきものを見つけて、ヤブをかき分けながらしばらくたどってみたのですけどね。
遭難するおそれがあるので、お昼の町内放送が聞こえたところで断念して、下山しました。
あとがき
長命寺山には、長命寺にお参りしたついでに、簡単に登って下りてこられると思っていたのですが。
登り口らしき場所がどこも立入禁止になっていて、思わぬ苦戦を強いられることになってしまいました。
大手がダメなら搦め手から、と登ってみた東側の登山道は、すっかり廃(すた)れていて遭難しそうに。
長命寺山に登るのは、諦めた方が良いのかも知れません。
長命寺山登り口は、長命寺林道の途中にあります。
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