木津川戦隊ゴレンダムというものがあります。木津川水系の次の5つのダムを総称して、そう呼びます。
これは、初代の戦隊ヒーローである「秘密戦隊ゴレンジャー」になぞらえられています。

木津川水系の5つのダムとは、高山ダム、布目ダム、室生ダム、青蓮寺ダムと比奈知ダムです。
ダム巡り1周目が終わっているので、手元には5つのダムの通常のダムカードと、青蓮寺ダムおよび比奈知ダムの手作りダムカードがありました。
さあ木津川水系のダム群の2周目です

ダム巡り1周目で、比奈知ダムに加えて青蓮寺ダムの手作りダムカードまで、運良く手に入れられました。
今回は、高山ダム、布目ダムと室生ダムを巡るだけで済みます。

なお、これまでに集めた分の木津川水系のダムカード全部を、持って行かなければなりません。
前回と同じく、京滋バイパスを南郷インターチェンジで下りて、高山ダム、布目ダム、途中「道の駅 針テラス」で休憩し、室生ダムと巡り、名阪国道で帰るという道順です。
季節が変わったので、前回とは違った景色が見られそうです。
木津川戦隊ゴレンダム、コンプリート
高山ダム(アカレンダム) 青蓮寺ダム(アオレンダム) 布目ダム(キレンダム) 室生ダム(モモレンダム) 比奈知ダム(ミドレンダム) 初瀬水路
というわけで、今回最後に訪れた室生ダムでは、大きなダムカードの他に、思いがけず初瀬水路(はせすいろ)のダムカード?まで頂きました。
これで、木津川水系の5つのダムの手作りダムカードをコンプリートできました。

三重テレビ放送の番組「ええじゃないか」の中で比奈知ダムが紹介され、手作りダムカードが紹介されていました
結局、3つのダムしか巡っていないので、ダム巡りが早々に終わってしまいました。
しかし、せっかく奈良まで遠出しているのですから、このまま帰ってしまっては、なんとも勿体無い!
女人禁制の戒律があった高野山
ということで、すぐ近くにある室生寺(むろうじ)に行ってみることにしました。

弘法大師空海が、平安時代のはじめに紀伊国天野(現在の和歌山県かつらぎ町)に開いたお寺が、真言宗の高野山金剛峯寺(こうやさんこんごうぶじ)です。

高野山金剛峯寺には厳しい戒律がありますが、その中の一つに「女人禁制(にょにんきんせい、にょにんきんぜい)」があります。
女性は、高野山金剛峯寺に立ち入ってはならないという規則です。

室生寺は女人高野とよばれ
しかし、信心深い女性信徒は、どうしても高野山金剛峯寺にお参りしたい!

ということで、同じ真言宗で、高野山金剛峯寺から比較的近く、「女人禁制」の戒律がない室生寺を、女人高野(にょにんこうや)と定め、お参りしたのでした。
室生寺にお参りすることで、高野山金剛峯寺にお参りしたい欲求を、紛らわしたのかも知れません。

なお、高野山金剛峯寺の「女人禁制」の戒律は、明治39年に解かれました。
現在は、女性も自由に出入りできます。
奥の院までの遠い道のり
室生川に架かる赤い欄干の太鼓橋を渡り、室生寺の境内に入りました。
いろいろと見て回り、本堂、五重塔と見たところで、奥の院へと誘う道しるべがありました。
五重塔の場所から、奥の院はまったく見えませんでした。
結構、距離がありそうですが、行ってみることにしました。

いやはや、奥の院までの道のりは、登ったり下りたりして、遠い遠い。
登り切ったときには、もうヘトヘトでしたよ。
奥の院へは、脚に自身がある方だけが、お登りください。
ようやくたどり着いた、奥の院

さて、その奥の院で最初に目に入るのは、少し清水の舞台の作りにも似た常燈堂です。
その名のとおり、昔から灯明の火を絶やしたことがないのでしょう。
また、弘法大師をお祀りした御影堂(別名、大師堂)もあります。
こちらは、屋根が段になった板葺きで、国の重要文化財に指定されています。

もう、たいへん疲れました。
あとがき

今回はたまたま、木津川戦隊ゴレンダムの話を知れたのですが、他所でも似たようなことをしているのかどうかは、判りません。
あまり頑張って情報を収集していないのですが、もしあったら集めてみたいです。
ただ、あまり遠くだと行く気にならないのですけどね。
なお、帰り道は慎重に運転して、無事に帰れました。
あまり無理をして、奥の院まで行くものではありません。
コメント