以前、滋賀県東近江市(ひがしおうみし)の雪野山歴史公園から雪野山の頂上にある雪野山古墳まで登って、ふもとの暁の広場へ下りてきたことがあります。
ただそれは雪野山山系全体からすると、ほんの一部に過ぎないので、今回は雪野山山系の南部にある横山自然公園から童子山展望台(どうじさん てんぼうだい)まで上ってきました。

現在(2019.09.08)の童子山は、散策道を造成している最中のようです。
道の端には重機が停められ、山道はキャタピラーの通った跡でデコボコしていました。

横山自然公園の駐車場へ
雪野山山系の南部にある横山自然公園は、名神高速道路の蒲生スマートインターチェンジを下りてすぐのところにあります。
インターチェンジへと案内する標識は、下道を走っていても至るところにあるので、迷うことなくたどり着け、たいへん助かりました。

県道41号線から、田んぼの中の狭い道を進み突き当りで南へ左折すると、駐車場があります。
白線などは引かれていないので、気を付けて自動車を停めました。
横山自然公園は山の上

横山自然公園は山の上に作られているので、いきなり長い階段から始まります。
暑い日だったからなのか、あたりに人の姿はまったくありませんでした。
途中の分かれ道 野神神社の石碑
ブロックの階段を登り切ると、今度は丸太の階段が二手に分かれています。
童子山の頂上を目指していたので、そのまままっすぐに階段を登っていきました。
ちなみに右の階段を上がっていくと、野神神社の石碑があります。
ただその社殿がどこにあるのかは、よく判りませんでした。
いくつもの巨石群が立ち並ぶ

さて山頂の近くまで登ってくると、人間の身の丈を優に超える巨石がそびえ立ってました。
巨大な岩盤が地面から露出している訳ではなくて、巨石が置いてあるように見えます。
横山の巨石群 その1 横山の巨石群 その2 横山の巨石群 その3
周囲を歩いてみると、すこし小さめの巨大な石が、さらにいくつも転がっていました。
どうやらこのあたりだけ、巨石の密集度が高くなっているようです。
もしかするとこの場所には、人為的に造られた古代の建造物があって、それが何らかの原因で崩れてしまったのかも知れません。
点在する天狗前古墳群
あずま屋 奥は天狗前古墳群
さらに登っていくと、六角屋根のあずま屋があって、休憩できるようになっていました。
しかしまだ登り始めたばかりなので、横をそのまま素通りすることにします。

あずま屋の奥には、入り口にフェンスが付けられて、入れなくなっている古墳がありました。
調査が入ったからなのか、入り口部分はすこし壊れているように見えます。
この古墳は天狗前古墳群(てんぐまえ こふんぐん)のうちの一つです。
階段式の横穴式石室を持っている円墳で、全国的にも珍しいもののようです。
木製遊具 遊具の奥の古墳
木製遊具の奥にも別の古墳がありました。
特に解説板などは設置されていないので、子どもたちが登って遊んでしまいそうです。
散策道を歩いて

古墳の横をさらに奥へ歩いていくと、ようやく散策道の入り口がありました。
「散策道順路」を示す案内板が至るところにありそうなので、迷わなくて済みそうです。
ただすぐ横を名神高速道路が通っているため、うるさくて雰囲気は良くありませんでした。

さて散策道には、いくつものクモの巣があったので、あまり人が歩かないようです。
道端に落ちている適当な棒を拾って、クモの巣を払い除けながら歩いていきました。
さらに童子山展望台へと歩きます。
コメント