以前、まだ東京で働いていたころ、プロジェクトで仲良くなった人たちと男 4人で、晩秋の山梨県の裂石温泉(さけいし おんせん)に行ってきました。
まずは早く着いた 2人で勝沼ワイナリーに行き、ワインを試飲してきました。
つぎは JR塩山駅で合流した 3人目と一緒に、恵林寺(えりんじ)に行きます。

武田信玄の菩提寺である恵林寺へ
乾徳山恵林寺は、甲州市塩山(こうしゅうし えんざん)にある武田信玄の菩提寺です。
3人目の方によると、折角塩山に来たからには、ぜひとも行くべきお寺だそうです。
今度はタクシーに乗って行ったので、恵林寺にはすぐに着いてしまいました。
恵林寺の門の前の駐車場でタクシーを降り、杉並木の間の参道を歩いていきます。
さらにいくつかの門をくぐったり、庭や三重塔を見たりしながら境内の中を歩いていくと、本堂への入り口にたどり着きました。
ちょっと本堂を拝観
本堂の中を拝観していると、うぐいす廊下という場所にたどり着きました。
もちろん、うぐいす廊下を歩くと「ヒヨヒヨヒヨ」と金属の擦(こす)れる音がします。
いつも疑問なのですが、あの音のどこがうぐいすなのでしょうか?
もしかしたら、うぐいすの鳴き終わりの「ケキョケキョケキョ」なのかも知れませんね。
最初、うぐいす廊下のようなものは、京都の二条城だけの特別なものだと思っていました。
しかし、いろんな場所の古めかしい建物の中で遭遇します。
忍者などの侵入者を検知する仕掛けとして、有り触れたものだったのでしょうね。
やっぱり山梨に来たら、ほうとうでしょ?
さてやっぱり、山梨県に来たからには有名なほうとうを食べなければなりません。
恵林寺の拝観を終わって脇道を歩いていたら、おあつらえ向きのお店がありました。
お店の名前は「一休庵精進料理茶屋」といい、恵林寺の境内の中にある食事処です。
お店の中に入ると、三方がガラス戸になっていて、庭の景色が見渡せるようになった場所に案内されました。
その場所には、コタツ 4卓が配置してあり、そこで料理を食べられるようでした。
かなり秋も深まっていましたので、コタツを囲んでの食事は、ありがたかったです。
うまいもんだよ、カボチャのほうとう
さてメニューを見ると、ほうとうが食べられる料理には、ほうとう、天ぷらと小鉢がセットになった「ほうとう定食」もありました。
しかし、ここはシンプルに単品の甲州名物「ほうとう」にしておきました。
この店で「ほうとう」は、1人用の鉄鍋に入れられた状態で提供されます。
カボチャをはじめ野菜が盛りだくさんなので、これだけでお腹がいっぱいになりました。
なおほうとうを食べてる途中で、ガラス戸の外の景色を楽しもうとしたら、ガラス戸が湯気でくもっていて、あまり外が見えませんでした。
ふたたび塩山駅へ
さて、恵林寺の門の前の駐車場にあるバス停からバスに乗って、一旦 JR塩山駅南口に戻りました。
しかし、遅れてくる 4人目はまだ到着しません。
仕方がないので、3人だけで先に旅館に向かって、そこで待っていることにします。
ほどなく到着した、大菩薩登山口へと向かうバスに乗り込み、裂石温泉に向かいました。
次回は、裂石温泉に一泊します。

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