以前、まだ東京で働いていたころ、プロジェクトで仲良くなった人たちと男 4人で、晩秋の山梨県の裂石温泉(さけいし おんせん)に行ってきました。
JR塩山駅で合流した 3人目と一緒に、恵林寺(えりんじ)でほうとうも食べましたので、いよいよ裂石温泉に向かいます。

裂石温泉へバスに乗って
裂石温泉には、塩山駅南口から大菩薩峠登山口へと向かうバスに乗って行きます。
バスは、最初の内こそ市街地を走っていますが、次第に上り坂になっていきました。
当時はバス停が、裂石温泉のもう少し近くにあったように記憶してたのですが、現在では 5分ほど道を下ったバス停「大菩薩峠登山口」になっているようです。
バス停でバスを降りて道路に沿って少し登り、自動車も通れるようになった赤い鉄製の橋を歩いていくと、すぐに裂石温泉の一軒宿「雲峰荘(うんぽうそう)」に着きました。
裂石温泉の一軒宿雲峰荘
雲峰荘の正面玄関は、鉄製の橋を渡り左に少し登ったところにあります。
あらかじめネットで正面玄関の画像を見ていたので、最初に建物の側面を見たときは、間違ったところに来たのかと、ちょっと驚きました。
なお雲峰荘という名前は、近くに裂石山雲峰寺(さけいしざん うんぽうじ)という臨済宗のお寺が建っているので、そこから取られたようです。
さて、旅館に入ってチェックインしましたが、ボクたちの部屋は本館の中にはありません。
旅館の玄関から一旦外に出て、ちょっと離れの別館?の中の部屋に通されました。
その別館は川から近いようで、川からせせらぎが聞こえてきました。
4人目を待つ間に露天風呂へ
部屋に入って寛いでいると、4人目から連絡が入り、JR塩山駅に付いたとのことでした。
その 4人目に乗るべきバスを教えておいて、到着を待つ間に 3人で露天風呂へ行くことに。
外に出て石畳の道を下りていくと、脱衣所を兼ねた露天風呂の入り口があります。
晩秋で寒いので急いでかけ湯を済ませ、巨石に囲まれた露天風呂の中に入りました。
イギリスのストーンヘンジじゃないですが、石の屋根を石の柱で支えた湯船もあります。
何かの拍子に石の屋根が落ちてくると怖いので、すぐに出てしまいましたけどね。
夕食はおどろきの品ぞろえ
3人でお風呂から帰ると、4人目が部屋の中で待っていました。
そろそろ夕食の時間でしたので、4人揃って本館の大広間まで出掛けていきました。
実は、雲峰荘の 1泊2食付きの宿泊料金はそんなに高くないので、正直あまり料理には期待していませんでした。
ところがテーブルに行ってみると、たくさんの料理が並んでいて、しかもどの料理もとてもおいしそうでした。
うれしい誤算でした。
川魚の塩焼きが絶品!!
いざ食べてみると、そんな高価な食材は使っていないはずなのに、どれもこれも大変おいしかったです。
その中でも一番印象に残っているのは、川魚の塩焼きです。
アユ、イワナやヤマメなどの川魚は、基本的に頭から残さず食べることにしています。
いつものように頭からかぶり付いてみましたが、ちょっと大きめの川魚の塩加減がよく、川魚本来の味と相まって、たいへんおいしく仕上がっていました。
どうやら当たりの温泉宿に来たようでした。
せせらぎを聞きながら
さて部屋に戻ると、ビールも入っていていい気分なので、すぐに寝てしまいそうでした。
ボクは温泉地に来ても、湯疲れするので夜と朝の併せて 2回しかお湯に入りません。
というわけで、後は寝るだけでした。
4人とも夜中まで騒ぐような人たちではなかったので、しばらくテレビを見ながらゆっくりしたら、せせらぎを聞きながら、早めに眠りに就きました。
と書きたいところですが本当は、川のせせらぎがうるさくてなかなか寝付けませんでした。
まあ結局、疲れとビールのせいで朝までぐっすり寝てしまうのですけどね。
次回は、お土産を買って帰ります。

コメント