Google Map(グーグル・マップ)で、岐阜県揖斐郡大野町(いびぐん おおのちょう)のあたりを見ていたら、大谷山の中に「大谷山 展望台」の記述がありました。
山に展望台があるということは、きっと展望台へと通じる登山道が整備されているはずです。
ということで、大谷山とついでに滝谷山を散策してきました。

大野町運動公園の第2駐車場に自動車を停めたあとは、森林散策コースを歩きはじめ、かつて不動院があったと伝わる場所で、人工滝が流れ落ちていた二つ岩の上に登ってみました。
石積みで造られた砂防ダム

二つ岩の上から下りてきて、ふたたび森林散策コースを歩き始めました。
このあたりからは勾配が急になってきて、本格的に山登りが始まるようです。

山道を登っていると、水のほとんどない谷川の中に石積みの砂防ダムを見付けました。
大雨などによる土石流からふもとの集落を守るため、昭和初期に造られた堰堤(えんてい)です。
コンクリート製の砂防ダムはよく見掛けますが、石積みのものは初めて見ました。
ただ砂防ダムの中に土砂が堆積したままなので、現状ではあまり役に立たないかも知れません。
つづら折りの道を花立峠へ
大量の石が転がる渓谷 コの字鉄筋の階段 花立峠はもうすぐ
さて山道を登っていくと、渓谷の谷川に、簡易的な橋が架けられていました。
谷川に水は見当たりませんが、上流から下流まで大量の石で埋め尽くされています。
大雨が降ったときに、斜面の上方や谷川の上流から流れ落ちてきて、溜まったものでしょう。
次の大雨に備えて、先ほどの砂防ダムをどうにかした方が良さそうです。

つづら折りの坂道を登ってくると、道は次第になだらかになり、広場のような花立峠に着きました。
目の前を「大谷スカイライン」と名付けられた舗装道路が横切っています。
花立峠を越える山道を、ふもとの旧野村集落にちなんで野村坂とよんだようです。
花立峠から尾根筋を北北東へ
こならコースの起点 斜めの道を登って 尾根の上へ
花立峠からは尾根筋が、北北東と南南西の二方向に分かれています。
今回は大谷山の頂上を目指すため、北北東方向のこならコースを歩くことにしました。
まずはつづら折りの坂道を登り、つぎに急勾配の階段を登って、尾根筋の上に向かいます。
すると見晴らしの良い場所にたどり着きました。
こならコースの途中(左) こならコースの途中(中) こならコースの途中(右)
ただ張られているロープの向こう側が崖になっており、下をのぞき込むと、崩落が進行しているようです。
すこし尾根筋を進んでロープの無いところから、遠くの山やまを眺めました。
こならコースを登って
群生するコナラ? 途中の道案内 左右交互の階段
ふたたびこならコースを歩き始めると、名前の通りコナラらしい木が群生していました。
森林散策コース案内を見ると、描かれているこならコースは、距離が短くて簡単に歩けそうです。
ところが実際に歩くと、急な長い階段が 2ヶ所もあったりして、結構たいへんでした。

急勾配の左右交互の階段を登ってくると、ようやく城跡探索コースの起点に着きました。
こならコースの残り半分は、帰りに歩くことにします。
つぎは城跡探索コースを歩いていきます。
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