以前、岐阜県揖斐郡大野町(いびぐん おおのちょう)の運動公園に行って、そこから大谷山の森林散策コースを歩いたことがあります。
いろんなコースをたどったのですが、バラエティーに富んでいて、かなり楽しめました。
しかし、まだ歩いていないコースがいくつか残っていたので、歩いてきました。

大野町運動公園の駐車場に自動車を停めたあとは、工事区間を回り道して古墳コースの登り口まで行き、古墳コースを登って、とりで跡コースとの合流地点まで登ってきました。
とりで跡コースを登って砦へ
とりで跡コース 長い階段のはじまり もうすぐとりで跡
さて古墳コースの終点まで歩き終えたので、今度はとりで跡コースを登っていくことにしました。
とりで跡コースは、牛洞坂の頂点(牛洞峠?)と野村坂の頂点である花立峠を結ぶコースです。
しばらく尾根筋を登っていくと、終わりが見えていない長そうな階段が始まりました。
どこまで続くのか判らない階段は、ちょっと辛いです。

さてようやく山の上に着き、長かった階段が終わりを告げると、そこは平らな広場になっていました。
周りの地形から考えると、どうやらこのあたり一帯が押ヶ谷とりで跡のようです。
押ヶ谷とりで跡の主郭まわりを散策

案内板にしたがって、すぐに花立峠の方へ向かうのは、何だか勿体(もったい)ないような気がします。
折角なので、案内板の方向とは反対の方へ歩いてみることにしました。
野村山頂上、主郭か? 三角点 曲輪跡らしき場所
すると「△野村山 228.9m」と書かれた赤いテープが、木の幹に巻きつけられているのを見付けました。
近くの木の根元には、三角点が埋め込まれています。

どうやらそこが一番高い場所らしいので、たぶん押ヶ谷とりで跡の主郭なのでしょう。
ただボクとしては、案内板が立てられていた場所の方が、高いような気がするのですけどね。
正確なところはよく判りません。
あずま屋
曲輪跡らしき平らな場所 緩やかな下り坂 木立の向こうにあずま屋
野村山頂上あたりの散策を終え、ふたたびとりで跡コースを歩いて花立峠へ向かいました。
押ヶ谷とりで跡の曲輪だと思われる平らな場所が、道すがら処どころに見られます。
雑木林の中を歩いていると程なく、木立の向こうにあずま屋が見えてきました。
確かあずま屋は、花立峠から近かったはずです。
花立広場のあずま屋 花立広場からの景色
ということであずま屋に着きました。
すぐ近くにはなぜか、大きな宝篋印塔(ほうきょういんとう)と石碑があります。
ちなみにあずま屋からの景色は、木の枝が邪魔で、あまり見晴らしが良くありませんでした。
久しぶりの花立峠へ
花立広場の下り口 花立広場から花立峠へ 絆の森が追加された地図
あずま屋からとりで跡コースの終点である花立峠までは、近いのですぐに着きました。
丸太の階段がよく整備されていたので、たいへん歩きやすかったです。
その坂道の途中で、新たなコースが描かれた地図を見付けました。
新しく「絆の森」という施設が造られたことに伴って、追加されたコースのようです。
絆の森にも駐車場があるので、そこを起点に山歩きを楽しむのも良さそうです。

というわけで、とりで跡コースの終点である花立峠に到着しました。
あずま屋と宝篋印塔がある場所は、「花立広場」と名付けられているようです。
つぎはとりで跡コースを牛洞坂まで歩きます。
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