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【福井】南条郡南越前町の藤倉山へふたたび その1 (駐車場から門前集落跡へ篇)

名所史跡めぐり
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福井県南条郡南越前町(なんじょうぐん みなみえちぜんちょう)には、藤倉山(ふじくらやま)があります。
以前、燧ヶ城跡(ひうちがじょう あと)を訪れたとき、ついでに登ったことがあります。

つい先日は、湯尾峠から鍋倉山を越えて、藤倉権現跡を訪れてきました。
かつて藤倉山の山中には、七堂伽藍を備えた寺院とその門前集落があったと考えられているそうです。

ということで、久しぶりに藤倉山に登ってきました。
白鬚神社から谷筋を登ってみたら、かつての門前集落跡と磐座(いわくら)らしき巨岩にたどり着けました。

御茶屋番場跡駐車場へ

まずは、御茶屋番場跡の駐車場へ向かいました。
JR今庄駅の線路沿いにある駐車場と違って、白鬚神社のすぐ近くにあるので便利です。

国道365号線の丁字路「今庄駅入口」で西へ曲がったら、跨線橋を渡って道なりに旧北陸道今庄宿の中へ。
旧北陸道を北へ進んで、明治天皇今庄宿行在所北側の坂道を上っていくと、駐車場に着きました。

今庄小学校旧校舎跡
今庄小学校旧校舎跡

駐車場はかつて福井藩の役所と馬つなぎ場だったそうで、およそ 72メートル四方の広さがあります。
明治になると、今庄小学校の前身となる郁文小学校が建てられていたそうです。

白鬚神社から谷筋へ

さて駐車場からは民家のあいだを通り抜けて、白鬚神社へ向かいました。
大きな石鳥居をくぐり抜けて石段を登り、社殿へと続く石畳を奥へ歩いていきます。

すると、白鬚神社の境内から谷あいへと下っていく、坂道がありました。
ふもとの方まで伸びているので、建設資材などを神社へ運び入れるための車道のようです。

ただ車道は林道も兼ねているらしく、山奥の方へも伸びていました。
スギ葉が大量に落ちており、轍(わだち)が残っていないので、トラックはご無沙汰のようです。

倒木が横たわり大岩の点在する谷筋

ということで、まずは谷川に沿って続く林道を登っていきました。
倒木や大岩が林道にあまり落ちていないので、定期的に手入れされているのかも知れません。

ところが林道が終わると、途端に倒木や大岩が目立つようになりました。
増水によって土砂が削られるらしく、山道が処どころ細くなって歩きにくくなっています。

さらに登っていくと、谷が狭くなって一帯が大小の岩石群で埋め尽くされるようになりました。
足元に注意しながら、谷筋を進んでいきます。

門前集落跡と巨岩

さて荒れた谷筋を登っていくと、目の前に石垣がいくつも現れ始めました。
斜面の広い範囲が段だんになっているので、かつて藤倉山山中にあったという門前集落だと考えられます。

磐座らしき巨岩
磐座らしき巨岩

さらに斜面を登ったところには、神様が宿ると考えられた磐座らしき、2つの巨岩もありました。
かつては「夫婦岩」と呼ばれており、しめ縄でつながれていたかも知れません。

巨岩のあいだを通り抜けて、段だんになった斜面を登っていくと、ようやく尾根筋の登山道に出ました。
合流地点に置かれている木の枝は、荒れた谷筋へ迷い込まないためのものかも知れません。

さらに藤倉山を登っていきます。

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