福井県南条郡南越前町(なんじょうぐん みなみえちぜんちょう)の今庄宿のすぐ近くには、藤倉山(ふじくらやま)・鍋倉山(なべくらやま)ハイキングコースがあります。
その途中にある燧ヶ城址(ひうちがじょうし)のことが、ずっと気になっていたので、見に行ってきました。
ただあまりにも早く燧ヶ城址に着いたので、ついでに藤倉山と鍋倉山にも登ってきました。


藤倉山・鍋倉山ハイキングコース案内図
燧ヶ城址の本丸の奥にある、兵士たちの駐屯地だと思われる広場を見て歩き、さらに笹だらけの搦手を歩いて土塁や堀切を越えたあとは、藤倉山の急勾配の長い上り坂を登り終えました。
熊よけラジオの2人組
- 前方にラジオの音が
- 岩の転がる山道を登って
- 前方に2基の鉄塔
さて急勾配の坂道を登り終えると、しばらくは緩やかな道が続きました。
しかし歩きやすい道は、そう長くは続かないようで、次第に勾配が急になってきます。
ちょっときつめの坂道を登っていたときのこと、上の方からラジオの音が聞こえてきました。
たぶん熊よけのために、ずっと鳴らしているのでしょう。
見上げると、大きな荷物を背負った本格的な登山装備の男性 2人が登っているところでした。
軽装のボクが追いついて挨拶すると、坂の途中で立ち止まって快く道を空けてくれました。
並列の鉄塔の下から

並列の鉄塔
さらにひたすら坂道を登っていくと、幅広の鉄塔が 2基並んで建てられていました。
もし片方の鉄塔が倒れても、送電が途切れることがないようにしてあるのでしょうか。
鉄塔が幅広で背が低くなっているのも、暴風によって倒れにくくしているのかも知れません。
北陸電力の営業地域は、厳しい自然環境の場所ばかりなので、万全の対策を施しているようです。
- 並列の鉄塔の下(左)、鍋倉山
- 並列の鉄塔の下(中)、日野山
- 並列の鉄塔の下(右)
樹木が伐採されて見晴らしが良かったので、あたりを眺めてみることに。
すると、これから向かう鍋倉山と、相変わらず雲の掛かった日野山(ひのさん)が見えました。
並列の鉄塔の奥から
- 手前の鉄塔から
- 奥の鉄塔へ
ふもとの町並みも眺めたいので、もうすこし高いところまで行きます。
手前の鉄塔の下をくぐって、奥の鉄塔の建てられている高台まで登ってみました。
- 2つめの鉄塔から(左)、日野山
- 2つめの鉄塔から(中)
- 2つめの鉄塔から(右)
案の定、ふもとに広がる今庄宿あたりの景色がよく見えました。
ただ燧ヶ城址から見ていたときに比べると、かなり建物が小さくなってしまったようです。
かなり藤倉山の奥まで、登って来てしまいました。

鹿蒜神社のあたり
ちなみに並列の鉄塔の奥から南今庄側を見ると、JR北陸本線を列車が走っているのが見えました。
タイミングが良かったようです。
もうすぐ藤倉山への中間地点
- 石が転がる道
- 歩きやすい道
さて、並列の鉄塔からふたたび歩き始めると、石だらけのちょっと急な坂道が始まりました。
しかしすぐに歩きやすい道になります。

案内板(奥)藤倉山
しばらく歩いていると、久しぶりに藤倉山までの距離と目安の時間が書かれた案内板がありました。
藤倉山に登り始めてから、いつの間にか、道のりの半分近くまで来られたようです。
もう難所がなければ良いのですけどね。
さらに藤倉山ハイキングコースを歩いていきます。

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