いなべ市から菰野町方面へ、国道306号線を通って北から南へ向かっていると、下り坂を下りたところに「福王神社(ふくおう じんじゃ)」への入り口があります。
大きな看板に真っ赤な顔の天狗の顔が書いてあるので、とてもよく目立ちます。

かなり前に一度だけ訪れたことがあるのですが、最近はまったく行っていません。
久しぶりに天狗で有名な福王神社に登ってきました。
久しぶりに山の上にある福王神社へ
福王神社は、三重県菰野町(こものちょう)にある神社です。
国道306号線を走っていると神社の参道の入り口には、真っ赤な天狗の顔が描かれた、目立つ看板と鳥居があります。

ただそこから福王神社までは、かなりの距離を走らなければ、たどり着けません。
道路は徐々に上り坂に変わり、山の中へと入って行きます。

正面にお店の建物が見えてくると、その手前にかなり広い駐車場の入り口があります。
とりあえず自動車を停めましたが、神社はさらに坂道を登らなければなりません。
途中で追い抜いた自転車の若者は、この坂道を見て引き返していきました。
縁日と例大祭以外は休業中?

コンクリートで舗装された参道を登り始めると、参道沿いにいくつかのお店がありました。
新年のあいさつが書かれた張り紙がしてありましたので、存続はしているようです。
ただ普段はほとんど参拝客が訪れないので、お店は休業していました。
毘沙門天王の縁起 例大祭の案内
近くに立てられている看板によると、福王神社では毎月 3日、13日、23日に縁日が開かれ、春と秋に例大祭が執り行われるようです。
この縁日と例大祭のときが、お店の書き入れ時なのでしょうね。
福王神社の石段の入り口へ

さて、コンクリートで舗装された急な坂道を登っていくと、むかし坂道の途中に建っていた慈弘院というお寺は取り壊されて、参拝者用の駐車場になっていました。
そのお寺の周囲にあった森も伐採され、あたりは広々として明るい雰囲気になっています。

さらに坂道を登っていくと、ようやく福王神社の石段の入り口に到着しました。
その日はたまたま神社の清掃の日だったようです。
数名の氏子の方々がブロワーバキュームを持って、杉の落ち葉を掃除していました。
社殿まで続く長い石段を登る

福王神社の社殿は、さらに何段もの石段を登った先にあります。
むかし登ったときには余りにもきついので、途中で休みながら登っていきました。
手水舎 狛犬からの分かれ道 途中の鳥居
ところが現在の石段はとても登りやすくなったのか、難なく登っていけます。
たぶん氏子の方々が、参道の石段を整備し直したのでしょうね。

大した汗もかかずに、福王神社の社殿がある福王山の中腹までたどり着きました。
ちなみに上には、石段を登って疲れた参拝者のために、立派な休憩所があります。
福王神社の社殿群

さて福王神社にお祀りしてあるのは、毘沙門天です。
七福神の一柱として有名ですが、別名は四天王の一柱である多聞天とも呼ばれます。
まずは毘沙門堂の前で参拝を済ませました。
ちょっとあたりを見て回りましたが、閑散期なので参拝客がほとんどいません。
社務所のお守り売り場も、おみくじの神饌堂も、もぬけの殻です。
なお呼び鈴などで呼び出せば、ちゃんと出てきてくれるみたいなので、心配は無用です。
つぎは、福王神社の奥の院までさらに登ります。
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