滋賀県野洲市(やすし)には、古城山(ふるしろやま)と城山(しろやま)があります。
どちらの山も蒲生郡竜王町の竜王山(鏡山)山系で、以前鏡山へ登ったときに城山の存在を知りました。
ただ鏡山を経由して城山まで行くと、かなりの道のりなので、城跡を十分に見て回れません。
ということで、ふもとの大篠原から直接登ってきました。

小堤 城山城跡南東の交差点から、長い曲輪群を通り、岩場を登って城山山頂にたどり着いたあとは、山頂の曲輪群を通って、北西の見張台まで来ました。
城山山頂の北側下にある16曲輪跡へ
18曲輪跡を通って 石が散乱する下り坂 山頂を見上げて
北西の見張台からは 18曲輪跡まで戻って、城跡散策コースをたどります。
坂道を下っている途中、石がたくさん転がっていたので、斜面を見上げたら石垣が遺(のこ)っていました。

16曲輪跡の直前になると、坂道がかなりの急勾配になります。
地面がサラサラして滑りやすいので、山頂への岩場を登ったときよりも大変でした。
16曲輪跡(左)、虎口 16曲輪跡(右)、案内板 16曲輪跡の案内板
気を付けながら下りていくと、ようやく 16曲輪跡に着きました。
一応、隅っこに案内板がありましたが、どちらに進めば良いのか判らないので、試しに歩いてみます。
迂回ルートを歩いてみる
迂回ルートの終点 滑りやすい迂回ルート 迂回ルートの始点
城山山頂へ登るときは正規ルートの岩場を登りましたが、迂回ルートがどうなっているのか気になります。
16曲輪跡につながっているようなので、逆向きに歩いてみました。
最初のうちは楽に歩けたのですが、途中は横がけ道になっていて、気を付けないと斜面下に滑り落ちそうです。
迂回ルートの始点まで行って、25曲輪跡を確認したら、16曲輪跡まで戻ってきました。

一般的に迂回ルートというと、楽に歩いていけそうな道のイメージです。
ところが城山城跡のそれは、ちょっと違っていました。
急階段を下って、15曲輪跡の大石垣へ
16曲輪跡奥の細道 急斜面の怖い階段 15曲輪跡手前の堀切
16曲輪跡からは、細道を通って堀切へ向かいます。
急斜面に設置された細い丸太の階段を、足元に気を付けながら下りていくと、堀切に着きました。

驚くことにその堀切は、片側の斜面が石垣になっていました。
曲輪が堀切に面しているので、簡単に登れなくしてあるのでしょう。
15曲輪跡の入り口 15曲輪跡からの眺め
ちなみに堀切奥の石段から、15曲輪跡の上に登ってみると、曲輪が二段構造になっていました。
緩やかな斜面を上って上段の端まで行くと、はるか遠くに長命寺山と八幡山が見えます。
14曲輪奥の大岩を使った石垣
城山城跡主郭方面へ 一旦坂道を下って 行き止まりで左へ
15曲輪跡からは、主郭方面に進みます。
坂道を下っていくと行き止まりでしたが、左上を見ると丸太の階段があったので、登っていくことに。
14曲輪跡の入り口 曲輪跡をさらに奥へ 眼下に深い堀切
すると 14曲輪跡の入り口があったので、堀切と石垣の案内を頼りにドンドンと奥へ進みます。
14曲輪跡の端に着くと、眼下に深い堀切が見えました。

さらに堀切の底まで下りて振り返ると、巨大な石垣が現れました。
もともと現地にあった巨大な自然石を利用して、石垣を造ったように見えます。
さらに小堤 城山城跡を歩いていきます。
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