岐阜県不破郡垂井町(ふわぐん たるいちょう)には、「不破の滝」とよばれる大きな滝があります。
その滝に由来して、あたり一帯は「大滝」という字名でよばれています。
大滝集落に行ったことはありますが、不破の滝は山奥なので、見に行ったことはありません。
ということで、不破の滝とその周辺を歩いてきました。

不破の大滝 不動尊堂の前を通って、「立入禁止」の立て札の手前から不破の滝を眺めたあとは、東谷林道を登って、不破の滝の滝口を見に行き、さらに林道を進んでその分岐点まで来ました。
荒れ放題の作業路
大滝 特定猟具(銃)使用禁止区域見取図 作業路を光の射す方へ
さて東谷林道は、分岐点から大滝川沿いにすこし遡(さかのぼ)ったところで、行き止まりになるようです。
ということで、分岐点からは作業路を進むことにしました。
スギの木がすき間なく植えられていて薄暗いですが、前方の明るい場所へ向かいます。
足元には大きめの石も転がっているので、気を付けて登っていきました。
日当たりの良い作業路 休憩向きの石 石だらけの作業路
明るい場所に出ると、まわり木がまばらになって、見晴らしが良くなります。
ただ遠くに見えるのは、空と山ばかりでした。
土砂崩れで行き止まり
土砂崩れ(左) 土砂崩れ(右)
次第に荒れていく作業路を歩いていると、道幅いっぱいをすっかり土砂が覆い隠していました。
右側は断崖になっているので、向こう側へ渡るのも命懸けです。
よく見ると、土砂崩れの上に通り抜けた足跡が残っていました。
ただここを通り抜けたとしても、この先にまた同じような場所が無いとも限りません。

出来ることなら山は、なるべく安全に歩きたいもの。
この先へ進むのは、かなり危険を伴いそうなので、引き返すことにしました。
道が途切れて、小滝にも近寄れず
大滝林間歩道入り口 谷川沿いの小径 小滝への架け橋
というわけで、作業道と東谷林道を引き返して、大滝林間歩道の入り口まで下りてきました。
ここからはふたたび、山の中を歩いていきます。
5分ほど歩くと小滝があるようなので、野生動物に注意しながら行ってみることに。
坂道を登ると谷川沿い道が続き、その先には木橋が架けられていました。

木橋を渡って、さらに谷川沿いの道を奥へ歩いて行くと、谷あいに小滝が見えてきます。
しかし途中で道が終わっていたので、小滝の近くまでは行けませんでした。
大滝林間歩道を歩いて
大滝林間歩道へ ぬかるんだ山道 倒木を乗り越えて
さて小滝からは、大滝林間歩道の続きを歩いていきます。
坂道には丸太の階段が整備されていたようですが、ほとんど朽ちておりいました。
前日に大雨が降ったので、林間歩道の地面はすこし泥濘(ぬかる)んでいます。
途中には倒木も横たわっていましたが、気にせず乗り越えていきました。

ということで、森の中の交差点にたどり着きました。
最初の予定通り展望台へ向かうため、左へ曲がることにします。
つぎは山道を登って展望台に行きます。
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