たとえば旅行先に設置してあった地図を撮影して、それをブログに掲載して他人に説明する場合、出来れば真正面から撮影した地図を使いたいものです。
しかし現地で地図を真正面から撮影するのは、なかなか上手く出来ません。
ということでボクは、ビットマップ画像加工編集ソフトウェア(ペイントソフト)の GIMP(ギンプ、ジンプ)を使って、斜めに写った写真を修正しています。

ほとんど正面の画像の場合

すこし斜めになった四角い画像
ほとんど正面から撮影したような、あまり斜めになっていない画像の場合は、それほど難しくありません。
画像を読み込む
作業手順:
- ドラッグ&ドロップで画像ファイルを GIMP に読み込みます。
遠近法ツールを選択
作業手順:
- ツールボックスの中から「遠近法」ツールを選択。
- ツールオプションで「逆変換」を選択。
- 変形したい画像をクリック。
するとクリックした画像の上に、格子が表示されます。
格子を画像に合わせる
作業手順:
- 格子をドラッグして、まっすぐにしたい対象に合わせる。
- 「変形」ボタンをクリック。
画像を確認
変形された画像が気に入らないときは、Ctrl-Z などで直前に行った作業を元に戻し、もう一度格子を合わせ直して、変形します。
画像を保存
作業手順:
- 「ファイル(F)」->「名前を付けてエクスポート…」をクリック。

逆変換された四角い画像
すると、ほぼ正面から見たような画像が保存できます。
あとは画像から必要な部分を切り取るだけです。
かなり斜めの画像の場合

かなり斜めになった横長の画像
かなり斜めから撮影したような画像の場合は、ちょっとしたコツが必要です。
画像を読み込む
作業手順:
- ドラッグ&ドロップで画像ファイルを GIMP に読み込みます。
遠近法ツールを選択
作業手順:
- ツールボックスの中から「遠近法」ツールを選択。
- ツールオプションで「逆変換」を選択。
- 変形したい画像をクリック。
するとクリックした画像の上に、格子が表示されます。
格子を画像に合わせる(失敗篇)
作業手順:
- 格子をドラッグして、まっすぐにしたい対象に合わせる。
- 「変形」ボタンをクリック。
画像を確認(失敗篇)
変形された画像が縦長になってしまったので、Ctrl-Z などで直前に行った作業を元に戻し、つぎは格子の合わせ方を縦方向に広げて、変形してみます。
格子を画像に合わせる(成功篇)
作業手順:
- 格子をドラッグして、まっすぐにしたい対象に合わせる。
- 「変形」ボタンをクリック。
画像を確認(成功篇)
変形された画像が気に入らないときは、Ctrl-Z などで直前に行った作業を元に戻し、もう一度格子を合わせ直して、変形します。
画像を保存
作業手順:
- 「ファイル(F)」->「名前を付けてエクスポート…」をクリック。

逆変換された横長の画像
すると、ほぼ正面から見たような画像が保存できます。
あとは画像から必要な部分を切り取るだけです。
あとがき
世の中には、斜めになった画像を簡単に修正できるソフトウェアがあります。
ただそれらのソフトウェアでは、縦横比(アスペクト比)が上手く元通りに戻らないこともあるようです。
GIMP なら上手く使いこなせば、縦横比(アスペクト比)を元通りに戻せます。
まだまだ下手なので、これからも精進していきたいと思っています。
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