【福井】南条郡南越前町の鉢伏山の城跡群を巡って その3 (木ノ芽峠から言奈地蔵堂へ篇)

名所史跡めぐり
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福井県南条郡南越前町には、鉢伏山(はちぶせやま)があります。
杣山城の駐車場で無料配布されていたリーフレット「MINAKOI」に、初級の山として載っていました。

ということで、鉢伏山に登ってきました。
以前から気になっていた、旧北陸道木ノ芽峠にも訪れています。

鉢伏山周辺地図
鉢伏山周辺地図

木ノ芽峠から、観音丸城跡を通って、スキー場の中を登り、鉢伏山頂上鉢伏城跡まで来ました。

木ノ芽峠から旧北陸道を歩いて

さて鉢伏城跡からは登ってきた道を下って、木ノ芽峠まで戻ってきました。
ここからは旧北陸道を通って、言奈地蔵堂へ向かいます。

鉢伏山今庄365スキー場になっているので、旧北陸道はゲレンデを横切るように続いていました。
むかしの人が苦労して通った道が、今ではスキー・スノボのジャンプ台になっています。

ゲレンデから森の中へ入ると、カーブした旧北陸道の谷側が盛り上げてありました。
谷側へ滑り落ちにくいように工事して、迂回路として利用されているようです。

言奈地蔵堂の前にて

言奈地蔵堂
言奈地蔵堂

旧北陸道をしばらく歩いていると、茅葺屋根の言奈地蔵堂(いうなじぞうどう)にたどり着きました。
お堂の中に安置された言うな地蔵には、つぎのような謂(いわ)れがあるそうです。

言うな地蔵のいわれ

昔むかし、馬子(まご)が大金を持った旅人を馬に乗せて、峠道を登ってきたそうです。
ところが大金に目がくらんだ馬子は、人目のないことを幸いに、その旅人を殺してしまいました。

あたりを見回すと道端に地蔵の目があったので、思わず「地蔵言うな」とつぶやいてしまいます。
すると物言わぬはずの地蔵が「地蔵は言わぬがおのれ言うな」と返したそうです。

驚いた馬子は、二度と悪事を働かないと改心したのでした。

お地蔵さん

さて年月が流れ、馬子はたまたま旅の道連れになった若者と一緒に、地蔵の前まで来ました。
話の成り行きで、過去に旅人を殺して大金を奪った経緯(いきさつ)を話してしまいます。

じつは若者は馬子に殺された旅人の息子で、親のかたきを探してあちこち尋ね回っていたのでした。
若者は馬子と一緒にそのまま敦賀まで行って、名乗りを上げてかたきを討ったとのことです。

結局、自らの過去の悪事を他人に言ったのは、馬子自身なのでした。

あとがき

鉢伏山からの帰り道、滋賀県へ向かって国道365号線を走っていると、栃ノ木峠の説明板がありました。
以前から気になっていたのですが、旧北陸道木ノ芽峠を訪れたので、ついでに訪れてみることに。

栃ノ木峠旧北国街道の要衝で、まわりにトチノキが群生していたことから、そう呼ばれているのだとか。
木ノ芽峠と同じく、こちらも近くにスキー場があります。

江戸時代の旅人男性

かつては、福井県今庄宿から栃ノ木峠を越えて滋賀県木之本宿まで、丸一日の行程だったそうです。
現在は自動車なら 1時間ほどで越せるので、楽な時代になりました。

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