愛知県犬山市(いぬやまし)に「博物館明治村」という場所があります。
たぶん、オープンスペースの博物館明治村という広い場所があって、そのいたる所に、明治時代を思わせる建物が、たくさん建てられているのでしょう。
ただ、それは単なるイメージで、本当はどんなところなのか、あまりよく判っていません。
ということで、実際に「博物館明治村」に行って、どうなっているのか確かめてきました。
博物館明治村に向けて出発!
博物館明治村へは、まず中央自動車道の小牧東インターチェンジで降りて、県道49号線に出たら、北に右折します。
つぎに、交差点「郷中新橋南」で西に左折して、入鹿池の南側を通る県道16号線を進み、道路がデルタ状になっているところで北に右折します。

最後に「博物館明治村」と書かれた看板で、北東に右折して奥へ進んでいくと、すごく広い駐車場に着きました。
NHKの朝ドラを見終わってから、関ヶ原町を出発したのですが、まだ駐車場に停まっている車は数台しかなく、早く着きすぎたようでした。
博物館明治村の入り口
博物館明治村の北入り口ゲートが開くのは、朝の 9時25分です。
ゲートが開くと同時に階段を下りていって、入村券うりばの前まで行きました。
普通の入村券 乗り物一日券付き入村券
料金表を見ると、乗り物一日券付き入村券というのもありますが、ちょっとお高めです。
その日の移動は、すべて徒歩ですることに決め、普通の入村券を買って村内に入りました。
まず最初に目にしたのは、東京駅と名付けられた蒸気機関車のりばに停まっている客車です。
ただ、その日はすべて徒歩に決めたので、そのまままっすぐに歩いて行きました。
旧帝国ホテルの中央玄関
さて、長い坂道を下ってくると、最初に目にするのは一種異様な建物の側面です。
実はその建物、かの有名な建築家であるフランク・ロイド・ライトが設計した、旧帝国ホテルの中央玄関部分です。

旧帝国ホテルは昔、東京都千代田区内幸町にありました。
しかし、都心の一等地に建つホテルであるにも拘わらず、部屋数が 270 しかありません。
そのため、1967年(昭和42年)に旧帝国ホテルは閉館され、取り壊されてしまいました。
その旧帝国ホテルの中央玄関部分だけが、ここ博物館明治村に移築されています。
中央玄関の中に入ると
さて、旧帝国ホテルの中央玄関に入ってすぐは、天井が低く作られています。

その先にある階段を、頭を打たないか心配しながら登ると、急に天井が高くなり、開放的な空間が広がるように設計されています。
また随所に、外部からの光を建物内部に取り入れる工夫がされており、もし停電したとしても昼間であれば、活動を妨げないようにしてあります。

なお、2階には喫茶室もありますので、午後のひとときコーヒーなどを飲みながら、ゆっくり建物の内部を鑑賞できます。
NHKの朝ドラのロケ地に
ところで博物館明治村は、古風な建物が敷地のいたる所に現存していますので、ドラマのロケ地になることも多いようです。
ボクの知る限りですが、この旧帝国ホテルの中央玄関もたびたび、NHKの朝ドラのロケ地になっています。
まんぷく

立花萬平(演、長谷川博己さん)と結婚する前の、主人公 今井福子(演、安藤サクラさん)が働いていたホテルのロビーとして、以前は毎日のように映っていました。
花子とアン

嘉納伝助(演、吉田鋼太郎さん)と葉山蓮子(演、仲間由紀恵さん)のお見合い場所として、使われていました。
実は
実はまだこのとき、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」が始まる直前だったので、これらのことは後で知ったのですけどね。
ではつぎは、東の丘の上に気になる建物がありますので、そちらを見に行きます。
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