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【愛知】博物館明治村はどんなところですか? その9 (裁判所とおみやげ篇)

名所史跡めぐり
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愛知県犬山市(いぬやまし)に「博物館明治村」という場所があります。

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ただ、あまりよく知らなかったので、実際に「博物館明治村」に行って、どんなところなのか、確かめてきました。

金沢監獄正門から入って、東京駅警備巡査派出所前橋監獄雑居房を見、最後に金沢監獄を見回ってきたところです。

宮津裁判所の刑事法廷棟

宮津裁判所とは天橋立(あまのはしだて)で有名な、京都府宮津市(みやづし)にあった裁判所です。

博物館明治村に移築されたのは、その裁判所のうちの一部で、木造の刑事法廷棟だけです。

刑務官

中に入ると、当時の裁判の様子を再現するため、いろんな役割の人形が配置してあります。ただ、その様子が現在とは、かなり違っています。

司法関係者の服装

まず目に付くのは、司法関係者のみなさんが、黒い無地の頭巾を頭にかぶり、胸元に刺繍(ししゅう)を施した黒い法服を着ている点です。

最初のころは、海外の司法制度に倣ったようなので、そうなったのでしょうね。

ただ現在では、裁判官や裁判所書記官がシンプルな法服を着ているだけで、検察官や弁護士はスーツ姿やジャケット姿に、落ち着いてしまいました。

ちなみに、海外のテレビドラマや映画で法廷のシーンが映ると、司法関係者はみな頭に、白髪でカールが掛かった、かつらをかぶっています。

作曲家バッハ

その姿は作曲家のバッハのようなのですが、日本はそこまでマネはしなかったようです。

刑事裁判のよくある風景

また、司法関係者の座る位置も現在とは違います。

高い法壇の上に、検事、裁判官、書紀の 3人が並んですわり、弁護士と被告人は一段低い位置の、右の壁際に弁護士がすわり、中央に被告人がすわっています。

法廷の配置

現在は、高い法壇の上には裁判官だけがすわり、その真下に裁判所書記官という配置。
検察官(検事)と弁護士が左右に分かれてすわり、中央に被告人という配置になりました。

昔は、裁判官、検事そして裁判所書記官の、法廷への出入り口が別だったそうです。
いろいろと不都合なことがあって、現在のような形に落ち着いたのかも知れません。

博物館明治村の出入り口

では緩やかな坂道を登って、博物館明治村の北の出入り口に向かいます。
今回は、村内を半分ぐらいしか回っていませんが、結構歩きましたので疲れました。

煙を出す蒸気機関車

出入り口の横には、SL東京駅売店というおみやげ屋さんがあります。
お土産を買わずに帰ってしまうのは勿体ないので、ちょっと見ていくことにしました。

お土産を探しながら店内をブラブラしていると、郵便局の向かいにある、工部省品川硝子製造所で気になったお酒が売っていました。

電気ブランはしびれる味

ブランデー

それは「電気ブラン(デンキブラン)」というブランデーベースのカクテルです。
「電気」と付いていますが、「電気」と直接関係がある訳ではありません。

電気

ただ、このカクテルができた当時、「電気」はまだ新しい存在でした。
新しいものに「電気」を付けて、「電気〇〇」と呼ぶことが流行していたのです。

このカクテルを飲んだときに、ちょっと痺(しび)れるような感覚がするので、当時の流行に乗って、「電気ブラン」と名付けたようです。

どんな味がするのか興味がありましたので、1びん買って帰りました。

あとがき

博物館明治村は、とても広大な敷地を持ちますので、村内のすべての施設を丁寧に見て回ろうとすると、1日では回りきれません。

歩く男性

気楽に景色を楽しむ感覚で散歩をしたり、またはあらかじめ見たい施設を決めておいて、ピンポイントで見学するのがいいかも知れません。

実は、博物館明治村の残り半分は、すでに別の日に行ってもう見てきたのですが、その話はまた今度にしたいと思います。

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