岐阜県美濃市(みのし)にも、白山とよばれる山があります。
以前、誕生山に登ったとき、誕生山頂上にあるルート案内地図を見ていたら見付けました。
ということで今回は二山のときと違って、北側ふもとから白山に登ってきました。
神洞グラウンドの近くにある、グラウンド利用者用駐車場らしき空き地に自動車を停めています。

白山頂上から、二町グラウンドへの分岐点を通って、#170鉄塔で休憩したあとは、神洞グラウンド方面へ進んで、#169鉄塔に着きました。
トラロープの張られた急斜面
巨岩を回り込むと 巨岩を削って作られた道
さて#169鉄塔から下り始めると、道が次第に荒々しくなってきました。
巨岩の端を削って作られた道には、足を踏み外すおそれがあるので、トラロープも張られています。
とんでもない急斜面を下って 一面に転がる石
そこを通り抜けると今度は、ずば抜けて急勾配の斜面を下ることになりました。
トラロープが張られていますが当てに出来ないので、足場を慎重に確かめながら一歩ずつ下りていきます。
朽ちた倒木 土石を乗り越え
急斜面を何とか下りきったら、つづら折りの坂道を下っていきました。
処どころに倒木が横たわり、落ちてきた土石が道を横切っていますが、ここまで来れば安心です。
土石流跡を渡って

ひとしきり続いたつづら折りの坂道が終わると、目の前に土石流跡が現れました。
上流から下流まで、大小様々な岩がなぎ倒した草木も巻き込んで、ゴロゴロと積み重なっています。
対岸に目をやると、ピンク色のテープが見えたので、大岩の上を通って向こう岸へ渡りました。
コケの無いところは誰かが通った跡なので、足場にすると比較的安全です。
誕生山・天王山への案内板 大岩だらけの登山道
ただ土石流の影響はその下流で、登山道にまで深く食い込んでいました。
大岩が至るところに転がっているので、どこを通るか慎重に選んでいく必要があります。
名もない滝と天王山登り口
名もない滝 滝が段々になって
荒れた登山道を下っていると、左(西)側に名もない滝が流れ落ちていました。
近づいてみたのですが、滝壺の水は黒く淀んでいて飲めそうもありません。
見上げるといくつもの小さな滝が連なっていて、段々になっていました。
もしかすると大雨の降った直後には、見応えのある滝になっているかも知れません。
谷川を渡って林道へ 天王山への分岐点
谷川に架けられた金属製の橋を渡り、始まった林道を歩いていると、天王山への分かれ道がありました。
程なく神洞グラウンドの南側を通って、グラウンド脇の駐車場にたどり着きます。
あとがき
今回の登山で天王山と誕生山、白山の 3つの山を登り終えました。
一番大変だったのは大矢田神社から登った天王山ですが、今はもう遠いむかしの思い出です。
ただ心残りは縦走ルートのうち、#170鉄塔から天王山までを歩けていないことです。
そのうちまだ歩いていない登山道を登って、歩いてきたいと思います。

ありがたいことに天王山へと続く登山道は、いろんなところから始まっています。
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