岐阜県可児市(かにし)には、鳩吹山(はとぶきやま)があります。
以前、木曽川沿いの不老公園から大平山に登ったとき、案内板で名前を見つけました。
ただ大平山のついでに登るにはちょっと距離があり過ぎて、時間と体力が足りませんでした。
できれば、鳩吹山のふもとから登りたいところです。
ということで、可児川下流域自然公園から鳩吹山に登ってきました。
あまりにも近すぎたので、ついでに西山(両見山)まで足を伸ばしています。


可児川下流域自然公園の駐車場へ
まずは、可児川下流域自然公園の駐車場へ向かいました。
県道41号線の交差点「大脇」から西へ入って、温泉施設の横を通り過ぎると突き当りにあります。
湯の華アイランドの第5駐車場が、登山者用の臨時駐車場として開放されていました。

駐車場から出てきたところには、可児川下流域自然公園周辺観光案内図が設置されていました。
自然公園周辺の見どころが、モデルコースとともに紹介されています。
ただ結構な道のりである上に分岐がいくつもあるので、コース通りに歩くのはたいへんそうです。
分岐点に、案内板が立てられていれば良いのですけどね。
鳩吹山カタクリ登山口から


さて駐車場からは鳩吹山に登るため、カタクリ群生地の方へ歩いていきました。
カタクリの花が咲く時期のようで、道すがら山登りらしからぬ格好の人たちとすれ違います。

ということで、鳩吹山のカタクリ登り口に着きました。
遊歩道の両脇には柵が作られており、鳩吹山頂上へと導いてくれているようです。


カタクリ登り口から始まる遊歩道は、急勾配の上り坂ばかりで、至るところが岩場になっていました。
ちなみにつづら折りの途中では、木立のあいだから木曽川を垣間見られます。
小天神休憩舎のある展望台にて


ひとしきり登っていると、小天神休憩舎のある展望台にたどり着きました。
可児市街をはるか上空から撮影した写真が、なぜか眺望図として設置されています。


折角なので、小天神休憩舎前の展望台から景色を眺めてみました。
はるか遠くには御嶽山や恵那山が、すぐ近く右側にはかつて土田城があった山が見えます。


景色を眺め終わったら、ふたたび鳩吹山頂上の方へ歩いていきました。
鳩吹山は登山客が多いようで、あたりには休憩場所があいだを空けていくつか用意されています。
大天神休憩舎を経て


さて小天神休憩舎からしばらくは緩やかな尾根筋が続いたのですが、道は次第に険しくなっていきました。
丸太階段だったり岩場だったりが、つぎからつぎへと現れます。

ひたすら険しい山道を登っていると、ようやく大天神休憩舎にたどり着きました。
小天神休憩舎から見える景色と代わり映えしませんが、すこし建物が小さくなったような気がします。


まだあまり疲れていなかったので、大天神休憩舎からはすぐ出発することに。
電波塔のフェンス沿いに、ひとの歩いた跡が続いています。
鳩吹山は別名を「天神山」ともいうようです。
つぎは鳩吹山頂上を越えて、西山(両見山)へ向かいます。
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