年明けの早い時期に初詣でに行くと、神社やお寺がとんでもなく混雑しています。
それを避けるため毎年、1週間ほど間をおいてお参拝することにしています。

もうそろそろ混雑も緩和してきたかと思い、滋賀県犬上郡多賀町(いぬがみぐん たがちょう)にある多賀大社(たがたいしゃ、通称おたがさん)にお参りしてきました。
すごく混雑していましたが無事に参拝が済んだので、つぎは名物の「糸切餅」を買います。
糸切餅の元祖と本家
ところで多賀大社の鳥居前には、糸切餅を売っているお店が 2軒あります。
ボクは、そのとき空いている方で買うので、どちらの糸切餅も食べたことがあります。
しかし見た目も味も食感も、違いを感じたことはありません。
そういえば、ここでもお店の名称の中に「元祖」と「本家」が入っています。
糸切餅について対立していなければ良いのですけどね。
鳥居前の糸切餅屋に人だかり

さて多賀大社から出てくると、鳥居前にはすごい人だかりが出来ていました。
よく見ると、糸切餅を買い求める人が 2つのお店の前に行列しているようです。
ただここに並んでしまうと、他の参拝客の通行の邪魔になってしまいます。
また小雨が降る中、ただ突っ立っているのは寒いので、それは避けたいところでした。

というわけで、もう 1軒の糸切餅屋まで、日々のウォーキングを兼ねて歩いていくことに。
そのお店は多賀大社表参道絵馬通りを西の方へ行ったところにあります。
近江鉄道の駅の近くの糸切餅屋へ
近江鉄道多賀線の終点「多賀大社前駅」の近くまで来ると、もう 1軒の糸切餅屋「ひしや」があります。

店構えは他の 2店舗のように大きくありませんが、こぢんまりしていて好感が持てます。
注文すると目の前で、三味線の糸を調子よく動かし、餅を切って箱に詰めてくれました。

ちなみに糸切餅も金太郎飴のように、元は大きな塊になっています。
それを巧みに細く伸ばしながら糸で切っていく様子は、一度見ておくべきでしょうね。
鉄道BIG4 のダーリンハニー吉川さんも、テレビ番組「鉄道ひとり旅」のロケで「ひしや」に寄って、糸切餅を買っていました。
お昼ご飯にうどんを

ということで糸切餅も買えましたので、ふたたび多賀大社の近くまで戻りました。
小腹が空いた程度だったので、今回は「一休庵」といううどん屋に入ります。
お店の入口の外で、おじさんから手作り感のある食券を買って、お店の中に入りました。
案内されたのは参道側の席で、格子の隙間から外の様子がよく見えます。

正面は、特製チョコバナナを売っている露店だったのですが、結構繁盛しているようでした。
原価はとても安いはずなのに、1本300円で売っていたので利益率が高く、いい商売です。
とてもシンプルなカレーうどん

さて注文したカレーうどんが、お盆に乗せられてテーブルに届きました。
おまけの小皿などは無く、お汁(つゆ)を飲むための杓子(しゃくし)も付いていません。
健康を考えてお汁を飲み干す人が少ないので、洗い物を減らすために省いたのでしょう。
カレーうどんを見てみると、具材で目立つのは牛肉ぐらいです。
見た目はとてもシンプルなカレーうどんになっています。
ただ味は濃厚で辛さは中辛程度、とても美味しかったです。
お汁があつあつなので、参道を往復して冷えた体がポカポカになりました。
あとがき

滋賀県にある多賀大社は大昔から参拝客が多く、とても大きな神社です。
ところが実のところ多賀大社は、近江国三の宮なんですね。
近江国一の宮は、大津市神領(おおつし じんりょう)にある建部大社になっています。
近くには瀬田の唐橋や石山寺もあるので、一度行ってみたいですね。
なお話は変わりますが、糸切餅は買ったその日に食べるのが、一番おいしいそうです。
食べ切れなかった残りを次の日に食べたら、餅が固くなってしまいました。

参道に糸切餅の天ぷらが売っていたので、真似をすると美味しいかも知れません。
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