毎週のように見ている NHK のテレビ番組に「鶴瓶の家族に乾杯」があります。
以前その番組の中で、俳優の佐藤健(さとう たける)さんが、滋賀県の日吉大社の近くからケーブルカーに乗って、比叡山延暦寺(ひえいざん えんりゃくじ)まで行ってました。
ということで、同じルートをたどっています。
ケーブルカーで比叡山に上り、広い境内にある建物を巡っています。

鐘の音が鳴り響く大講堂への道
根本中堂から文殊堂と大黒堂を回ってふたたび、根本中堂へと続く幅広の坂道の上まで戻ってきました。
前方に石段が見えましたが、大混雑していましたので、舗装路を登っていきました。
途中、石垣の上に見える朱塗りの鐘つき堂から、頻繁に鐘の音が聞こえてきます。
先ほどの石段の大混雑ぶりは、鐘つき堂で鐘をついたり見たりした人が、流れでそのまま下りてくるからのようです。
あまり上手でない鐘の音を聞きながら歩いていると、大講堂に着きました。
大講堂やら戒壇院の外観を見ながら
その日は、大講堂が閉じていましたので、中に入ることが出来ません。
仕方がないので、大講堂の外観を眺めたり、付近の説明書きを読んだりしましたが、すぐに読み終わってしまいました。
さらに坂道を登っていくと、道の右側に戒壇院への石段が現れました。
- 師
- お坊さん
- 尼さん
正式なお坊さんや尼さんになるためには、仏道の師から戒律を授かる必要があります。
戒壇院とは、その戒律を師から授かるためのお寺です。
階段を上がってみましたが、戒壇院の外観しか見られないので、すぐに下りてきてしまいました。
渡り廊下のついた阿弥陀堂
さて分かれ道で左の道を進み、つぎは幅広の石の大階段を上がっていきました。
階段を上がりきると、正面に阿弥陀(あみだ)堂、左に法華総持院 東塔が現れます。
建物の様式こそ違いますが、どちらも朱塗りの大きな建物です。
建物の裏手に回ると、それぞれの建物が 1階 2階それぞれ渡り廊下でつながっています。
昔からこのような構造だったとしたら、よく考えられていますね。
建物の 2階から別の建物の 2階に移動するとき、一度 1階に下りなくても済みますので大変便利で、時間の節約にもなります。
開運の鐘(世界平和の鐘)1つき50円なり
さて、これ以上奥に行くと帰りが大変なので、もう戻ることにします。
来た道を歩いて大講堂まで下り坂を戻ってくると、朱塗りの鐘つき堂が見えました。
行きは鐘つき堂を迂回したので、帰りは近づいてみます。
鐘には「開運の鐘(別名、世界平和の鐘)」という名前が付けられています。
鐘をつくには 1回あたり冥加料 50円が必要のようで、賽銭箱が真ん前に置いてあります。
なお開運を願う人が多いのか、長い行列が出来ていましたので、鐘をつくのは諦めました。
たくさんの人が鐘をつくので、世界平和のご利益がもっとあるといいのですがね。
あとがき
むかし京都の銀閣寺のあたりから、滋賀の近江神宮のあたりへ山中越(やまなかごえ)をしたときに、たまたま比叡山ドライブウェイの入り口を見つけました。
そのときは突然入り口が現れたので、ビックリして入りそびれてしまいました。
また別の日、大原から高野川に沿って京都市街地に向かう途中、思いついて叡山ケーブル乗り場に行ってみましたが、運休中で乗りそびれました。
比叡山を登るルートはいくつかありますが、今回ようやく延暦寺に行けました。今度は、根本中堂の修理が終わった頃に、坂本ケーブルに乗って行きたいと思います。
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