久しぶりに日本海が見たくなって、国道8号線を北上し、福井まで行ってきました。
しかし、海岸沿いの道路は交通量が多いので、めぐってきたのは内陸の今庄(いまじょう)付近です。
ただ今、今庄駅に向かっております。
はじめての今庄駅
今庄そば道場から、ふたたび国道365号線を北上し、丁字路「今庄駅入口」で西へ左折して、JR北陸本線の上を通る跨線橋(こせんきょう)を渡って、今庄駅に着きました。

今庄駅の前を横切って、線路沿いの道に入っていくと、無料駐車場があります。
車を停めると、すぐ横には駅のプラットフォームが見えました。

さて普段よく、国道365号線を走っているのですが、今庄駅に来たのははじめてでした。
駅舎の中には、今庄まちなみ情報館、観光案内所や売店もあるようです。

すぐ横には、蒸気機関車の形を模した南越前町D51型SLバスが停車中でした。
ただし、SL(スチーム・ロコモーティブ)バスと言っても、蒸気機関では走りませんよ。
走れ!ケー100
そういえば昔、TBS系列のテレビ局で放送されていた「走れ!ケー100」というドラマがありました。

蒸気機関車ケー100 に乗って、主人公(演:大野しげひさ)が全国を旅するドラマです。
ただその話が奇想天外で、ケー100 は通常、道路の上を走るのですが、水上も走れますし、車輪を取り替えれば、線路の上も走ります(そもそも機関車なので当たり前ですが)。
ボクの記憶では、主人公と心を通わせていましたし、意思を持って勝手に走っていました。

まるで、アメリカのテレビドラマ「ナイトライダー」に出てくる、スーパーカー「ナイト2000」のようです。
北国街道の今庄宿の入り口へ
それでは、今庄宿の南の入り口に向かいます。
まずは、駅前の広場を挟んで向かいに立っている 2枚の案内図で、地図を確認です。
そして、その後ろを通る道を、南東(左)へ歩いていきました。

手打ち蕎麦屋「ふる里」の前を通り、清酒「白駒(はくこま)」の醸造元の赤レンガの酒蔵の角を曲がりながら、大まかに南東方向へに歩いていくと三叉路に着きます。
戦略的に曲げられた道

そこは、大工道具の指矩(さしがね、差金、指金とも書く)のように道が L字に曲がっていることから「矩折(かねおり)」と呼ばれる場所です。
戦略的に道を曲げることで、宿場町の中を見通せないようにしている場所で、宿場町の両端に造ってあります。

なお、この場所から稲荷神社に登れるようになっています。
実は、藤倉山の登山道の入り口で、途中には、燧ヶ城址(ひうちがじょうし)もあるようです。
杉玉で新酒の熟成ぐあいを知る

矩折を出発してほどなく、畠山酒造というお酒の醸造元を発見しました。
先ほども赤レンガの酒蔵を見かけましたが、かつて隆盛を極めた今庄宿の中には、4軒の醸造元があるようです。
軒先に吊るされた杉玉も、枯れていい色になっていますので、新酒も飲みごろを迎えたようです。
ただ店頭では、あまり活発にお酒の販売をしていないのかな?
入り口横の山積みになったダンボール箱が気になります。
では、今庄宿を先に進むとしますか。
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