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【福井】福井市の一乗谷朝倉氏遺跡を巡る その3 (不動清水と千畳敷跡と宿直跡篇)

城郭めぐり
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福井県福井市城戸ノ内町(ふくいし きどのうちちょう)には、朝倉氏遺跡(あさくらし いせき)があります。
以前、鯖江市のうるしの里会館を訪れたとき、外壁の地図で見つけてずっと気になっていました。

近ごろ NHK 大河ドラマ「麒麟がくる」を見ていると、よく登場するので、朝倉氏遺跡を見に行ってきました。
ただ早々に一乗谷城跡へ登ってしまったので、城跡巡りがメインになっています。

一乗谷城跡登山ルート
一乗谷城跡登山ルート

朝倉館跡湯殿跡庭園から、英林塚の近くまで登ったあとは、電気柵のある登山口から英林塚ルートを登っていって、馬出ルートと合流しました。

不動明王の足元から湧き出す、不動清水

さて一乗谷城跡までは、残すところ 200メートルになりました。
それでもまだ分かれ道があるので、手書きの案内板もしっかり確認して歩いていきます。

いよいよ山頂かと思って登っていたら、曲輪跡らしき丘を越えて、道は一旦下り坂に。
ここは城跡なので、山頂まで一筋縄ではたどり着けないようです。

不動清水

そうこうするうちに、一乗谷城跡で唯一の水源である不動清水に着きました。
不動明王をかたどった石仏の足元から、清水が湧き出しているので、そう呼ばれています。

不動明王

不動清水を荒れた状態にすると暴風雨になる、との言い伝えがあります。

たくさんの礎石が残る、千畳敷跡

不動清水からは、丸太の階段を登って山頂に向かいました。
丸太階段の途中、左側には曲輪跡と見られる平場がありますが、特に説明はありません。

ということで、ようやく開けた一乗谷城跡らしき場所に着きました。
地面の上にはなぜか、いくつもの石と如意輪観音と思われる壊れた石仏が寄せ集められています。

案内板によると、この場所は千畳敷跡とよばれる場所でした。
大きな建物が建てられていたようで、地面の上にはいくつもの礎石が置かれています。

三方を土塁で囲まれた、観音屋敷跡

千畳敷跡から観音屋敷跡へ

千畳敷跡からは一の丸跡の方へは進まずに、宿直跡(とのい あと)を見に行くことにしました。
振り返って南を向くと、観音屋敷跡(かんのんやしき あと)の土塁が見えます。

観音屋敷跡の中に入ってみると、結構な広さがありました。
基壇はよく判りませんが、礎石が散見されるので、千畳敷跡と同様に建物があったようです。

宿直跡からの景色

観音屋敷跡からは細い通路を通って、宿直跡へ歩いていきました。
宿直とは、役人が夜間に宿泊して事務や警備をする場所をいうようですが、結構な広さがあります。

宿直跡の紅葉

見上げると、あたり一帯に植えられたイチョウやカエデの葉が、黄色や赤色に色づいていました。
太陽光が透けて、コントラストが美しいです。

宿直跡の端っこまで行ってみると見晴らしが良くて、福井平野が右の方に見えました。
ただ遠くの方は霞(かす)んでしまって、三国港までは見えないようです。

さらに一乗谷城跡を歩いていきます。

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