龍潭寺(りょうたんじ)といえば、浜松市の井伊谷(いいのや)にある井伊(いい)家の菩提寺です。
大河ドラマ「おんな城主 直虎(なおとら)」の中でも、再三にわたり出てきました。
そんな龍潭寺ですが、実は滋賀県の彦根市(ひこねし)にもあります。
もちろん、井伊家ゆかりのお寺です。
西暦1600年の関ヶ原の戦いのあと、井伊家が近江国佐和山に18万石を与えられました。
そのときに、故郷の井伊谷にある龍潭寺を分寺して、建てたお寺が彦根の龍潭寺です。

龍潭寺の前の駐車場に

弘徳山龍潭寺(りょうたんじ)は、滋賀県彦根市古沢町(ひこねし ふるさわちょう)にあるお寺です。
国道8号線からは、交差点「古沢町」で北西に曲がり、跨線橋をわたったあとで、彦根警察署の西にある交差点「船町東」を北に右折します。
つぎは案内標識にしたがって、丁字路を東に右折して踏み切りをわたります。
すぐさま北に左折してしばらく進むと、左側に大きめの駐車場があります。
井伊家ゆかりの寺社が建ち並びます
この付近には、井伊家ゆかりの寺社がいくつもあります。
北から大洞弁財天(長寿院)、井伊神社、弘徳山龍潭寺、祥寿山清凉寺とあります。

また、石田三成の居城があった佐和山もあります。

ちなみに、彦根での井伊家の菩提寺は、祥寿山清凉寺(せいりょうじ)です。
ちょっと寂れた感じの井伊神社

まずは、井伊神社(いいじんじゃ)の入口へ。
ちょっと寂れた感じだったので、最初は入っていくのを躊躇(ためら)いました。
しかし、奥まで行ってみることにしました。

一番奥まで行くと、拝殿がありました。
その奥には、相の間(あいのま)と本殿があるようです。
ただ、建物全体が金網と波板で囲われています。
近づくことはできませんが、一応建物の外観を見られはしました。
なんでも、建物の損傷がひどいため、建物を保護しているようです。

ちなみにすぐ左側には、しだれ桜が満開でした。
こんなにきれいに咲いているのに、ひとは誰もいませんでした。
龍潭寺は佐和山城への登山口でもあります

つぎは、弘徳山龍潭寺(りょうたんじ)へ。
「龍潭寺拝観入口」と書かれた門から入りました。

しばらく歩いて階段を上がったところに、ようやく古びた山門がありました。

古びた山門をくぐり戸から入ると庭があり、道が二手に別れていました。
まっすぐ行くと、佐和山に登れるようです。

しかしまずは、龍潭寺を拝観するため、左へ曲がりました。
次回は、龍潭寺の中を拝観します。
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