以前から気になっていた福井県の小浜市に、ちょっと行って来ました。
前回は、階段と鉄道の奥に見えるお寺に行こうと思い、歩いて階段の近くまで来ました。
しかし、そのお寺へと続く階段と踏み切りは、何らかの理由で廃止されており、まっすぐ行けませんでした。
トンネルを通って常高寺へ

踏み切りの手前の階段のところの看板には、次のように書かれており、道案内地図が記されています。
常高寺(じょうこうじ)へ御参拝の方は左の小道より進んで下さい。
(約1分)
看板に書いてあるとおり、階段の左側のせまい小道を壁に沿って、歩いていきました。

すると、小道を曲がってすぐに、稲荷大明神と滝天満宮の 2つの神社が続けてあります。
たぶん、鉄道が通ったときに、境内が縮小されてしまったのでしょう。
なにはともあれ、せっかく来たことだし、ちょっとだけお参りしておきました。
さて、小道から道路に出ると、右側にトンネルがあります。

そのトンネルをくぐり、鉄道の高架に沿って右の坂道を登ると、目的の常高寺の山門の前に到着しました。

常高院の願いで建てられた常高寺

常高寺とは、小浜藩主京極高次(きょうごく たかつぐ)の妻、常高院の願いによって建てられたお寺です。
常高院(じょうこういん)とは、浅井三姉妹の次女のお初(はつ)が、出家して授かった院号です。

浅井三姉妹とは、近江国の小谷城主である浅井長政(あざい ながまさ)とお市の方(織田信長の妹)との間に生まれた三姉妹のことをいいます。
上から、お茶々(のちの淀君)、お初(のちの常高院)、お江(のちの崇源院)の 3人がいました。
お寺の中を拝観
2階建ての古めかしい山門(楼門)をくぐって、境内を右の方へ行き、拝観料を払って現代風の玄関から中に入りました。
その日は、察するところ催し物があるらしく、ひとの出入りが激しくて、お寺の中はその準備で忙しそうでした。

まずは玄関を入ってすぐ脇の展示室を見せていただき、そのあとは、廊下を通って現代風の本堂に入りました。
小浜出身の儒学者、梅田雲浜

その中でちょっと気になったのは、本堂の片隅に置いてあった、江戸時代末期の儒学者、梅田雲浜(うめだうんぴん)に関する書籍です。
特に、梅田雲浜さんに興味があったわけではありません。

ただ、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の中に登場していたので、変わった名前の人として記憶に残っていただけです。
その大河ドラマの中では、コントユニット「シティボーイズ」のきたろうさんが、梅田雲浜を演じられていました。
儒学者なので、何か小難しいことを言う人として、描かれていました。
目的地を探して
最後に、常高寺の境内をぶらぶらして、建物をそとから見て回りました。

なお常高寺には、常高院(浅井三姉妹の次女)のお墓があるようです。
山門から入って、左にあるコンクリート製の階段を登り、国道27号線も越えて、さらに登った先にあるようです。
しかし、ボクはあまり思い入れがなかったので、行くのを止めておきました。

常高寺の山門を出ると、道の向こうに案内地図があります。
そこで、つぎの目的地を探しました。
つぎは、八百比丘尼の洞穴を見に行きます。
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