TPU という樹脂は、黄ばんでしまうのが宿命(さだめ)のようです。
たとえ紫外線に晒(さら)さなくても、時間とともに劣化してしまいます。

iPhone8 購入と当時に取り付けた TPU製スマホカバーが、1年ほどしたら案の定黄ばんできました。
背面の手で持って陰になっていた部分には、手の形に痕が残っています。
PC製スマホカバーと違って、TPU製スマホカバーは適度に柔らかいのが好みなのですけどね。
携帯用ゲーム機にも、TPU製ゲーム機カバーをよく取り付けていました。
TPU とは、熱可塑性ポリウレタン樹脂の略。柔らかすぎず硬すぎず。
PC とは、ポリカーボネート樹脂の略。透明性が高くてカッチカチ。
TPUとPCのハイブリッド構造
仕方がないので、iPhone8 用の新しいスマホカバーをネットで探してみることに。
とりあえず同じものを探してみると、商品の移り変わりが激しくて、もう売られていませんでした。

最近のスマホカバーは進化しており、TPU と PC のハイブリッドで作られているようです。
スマホの中でよく目立つ背面部分は PC で、側面部分は TPU で保護していました。
PC ならば耐候性にすぐれているので、屋外で使用しても劣化しにくいと思われます。
またガラスと同等の透明度があるので、スマホがきれいに見えることでしょう。
同じ商品なら、一番安いものを
ネットで TPU と PC のハイブリッド型スマホカバーを探してみると、そのとき 2つありました。
表示されている写真を拡大して比べてみると、細部までまったく同じデザインです。
商品の説明の中で強調している点は異なりましたが、全体として持っている特徴は同じでした。
販売者は異なりますが、製造元が同じなのかも知れません。

まったく同じ商品なら、安い方を買った方が得です。
2つのスマホカバーを比べてみて、一番安い販売者の商品を注文しました。
実際に触って判ること
さて自宅に届いたハイブリッド型スマホカバーは、透明度が高くて想像していた以上にきれいでした。
つい最近まで、黄ばんだスマホカバーを使っていたからでしょう。

実際に iPhone8 に取り付けてみると、透明なので本体が白かったことにあらためて気付かされました。
また傷つきやすい PC を保護するため、背面の周囲には小さな段差が付けられています。
スマホカバーがすこし薄くなったので、手に持ってもゴツさを感じなくなりました。
さらに四隅のエアクッションがすっきりしたので、全体としてシンプルな仕上がりです。
あとがき
古い TPU製スマホカバーも、もちろん使い始めのころはそこそこきれいだったのです。
それがしばらく使っていると、次第に黄ばんでいきました。
今回のスマホカバーも、しばらく使ってみないと、本当のところは判りません。
ただ PC は一般的に耐候性が優れているので、きれいな状態をしばらく維持できると期待しています。
なお PC は有機溶剤や界面活性剤など一部の薬品で溶けてしまうそうです。
もしかすると消毒液のたぐいもダメかも知れないので、気を付けようと思います。
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