滋賀県近江八幡市白王町(おうみはちまんし しらおうちょう)には、伊崎寺(いさきじ)があります。
ご本尊が不動明王であることから、伊崎不動尊などともよばれているようです。
天台宗修験道の三大聖地の一つであり、毎年 8月 1日の千日会には「棹飛び」行事も行われるのだとか。
また裏山の伊崎山は国有林になっており、ハイキングコースが整備されているようです。
ということで、伊崎寺にお参りしてきました。
そのあとは伊崎山をぐるっと周って、山頂にも登っています。

伊崎寺駐車場へ
まずは伊崎山のふもとにある、伊崎寺駐車場へ向かいました。
国道25号線脇に設置されている、伊崎不動尊の看板を目印に、湖岸沿いの旧道へ入っていきます。

旧道に入ったら、すぐにつぎの道案内があったので、北へ曲がりました。
道幅が車一台分しかないので、対向車に注意しながら進みます。

田園地帯の中を走っていくと、程なく伊崎寺駐車場に着きました。
ただ手前の駐車場は満車だったので、その奥にある第2駐車場へ停めることに。
長い伊崎寺参道を通って
伊崎寺参道入り口 長い伊崎寺参道
さて駐車場から伊崎寺参道の入り口へ行くと、参拝者用に杖が何本も置かれていました。
もしかすると、山を登らなければならないのかも知れません。
ところが実際に参道を歩いてみるとほぼ平坦で、たまに緩やかに登ったり下ったりするくらいでした。
ただ結構道のりがあるので、参道の途中には休憩用ベンチが置かれています。
斜面には石垣 伊崎寺門(開門9時~17時)
ということで、ようやく伊崎寺の入り口に着きました。
かつては僧坊でもあったのか、すこし手前の斜面には段々になった石垣があります。
伊崎寺本堂へお参り
伊崎寺境内へ 伊崎寺境内のトイレ
坂道を下っていくと、伊崎寺の境内に入りました。
水辺へと下りていく石段がありますが、まずは庭の中を奥へ歩いていきます。

すると石段を登ったところに、伊崎寺本堂がありました。
伊崎寺は天台宗の寺院で、伝教大師最澄の開いた比叡山延暦寺の支院にあたります。

千日回峰行を始めた相応和尚(そうおう かしょう)が開きました。
ご本尊は、相応和尚が彫った不動明王坐像です。
通称「棹飛堂」とよばれる護摩堂
棹飛堂へ 琵琶湖の湾の向こうに荒神山
伊崎寺本堂でお参りを済ませたら、案内板にしたがって棹飛堂(さおとびどう)へ向かいました。
道すがら木立の間から琵琶湖の湖面が見え、その向こうにうっすらと荒神山が見えます。
棹飛堂(護摩堂) 飛び込み棹
棹飛堂の回り縁に上がって琵琶湖を見ると、角張った棹が湖に向かって突き出ていました。
修験道の行者が修行として、棹の先端から水中に飛び込むのだそうです。
ただ現在、一般人は棹に近づけません。
遊び半分で棹に上がる人がいるらしく、事故防止のためフェンスを設置して、立入禁止になっていました。
つぎは伊崎寺山門に立ち寄ります。
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