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【滋賀】近江八幡市の岩戸山十三仏から箕作山へ その3 (磨崖仏はどこですか?篇)

神社仏閣めぐり
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以前、滋賀県の湖東地区にある太郎坊宮(たろうぼうぐう)へお参りしたときのことです。
ついでに箕作山(みつくりやま)に登ったら、至るところに「十三仏」への案内板が設置されていました。

気になったので、日にちを改めて岩戸山十三仏のふもとから、参道を登ってみました。
そのまま岩戸山頂上小脇城跡(おわき じょうせき)を経由して、箕作山まで歩いてきました。

箕作山周辺地図
箕作山周辺地図

岩戸山の中腹にあるあずま屋から、巨岩の下の穴をご神体とする岩戸山新明神社を訪れ、そのご神体の裏側にある竪穴をのぞき込んだあとは、岩戸山十三仏の広場からふもとの景色を眺めました。

磨崖仏はどこですか?

岩戸山十三仏の背後の巨岩
岩戸山十三仏の背後の巨岩

さてふもとの景色を眺め終わったので、岩戸山十三仏の広場の巨岩の前まで戻ってきました。
折角ここまできたので、磨崖仏はどこにあるのかと、巨岩の表面を眺めてみました。

しかし見付けられたのは、巨岩の上にある小さな祠(ほこら)と、右手の岩の上方に刻まれた「境」の文字ぐらいです。

岩戸山十三仏のお堂の奥
岩戸山十三仏のお堂の奥

地面に敷いてあったスノコを避けながら、岩戸山十三仏のお堂の前を通って奥にも行ってみました。
あるのはアチラコチラに安置されている石仏ばかりです。

仕方がないので、摩崖仏を見るのは諦めて、奥へ進むことにしました。

摩崖仏はお堂の中にある

岩戸山十三仏のお堂
岩戸山十三仏のお堂(奥が増築されています)

実は普段、岩戸山十三仏を訪れても、摩崖仏の姿を見ることは叶いません。
なぜなら摩崖仏の刻まれている一枚岩の前には、お堂が建てられているからです。

隙間なく覆うことで、摩崖仏が風化してしまうことを防いでいるのです。
摩崖仏を見るには、お堂の中へ入る必要がありますが、その入り口にはいつも鍵がかかっています。

岩戸山十三仏の磨崖仏(パンフレット「聖徳太子wo探せ」より)

ちなみにお堂の入り口が開けられるのは、お祭りのときだけです。
うまくお祭りのときに居合わせれば、摩崖仏の姿を見られるかも知れません。

箕作山へは大岩を乗り越えて

箕作山へは、岩戸山十三仏の奥にある、大岩に挟まれた石段を上がります。
石段の上には箕作山への案内板があって、そこに描かれている矢印は右の大岩を指していました。

本当なのかな?と思いましたが、他に道はないので、大岩を越えていくことに。
大岩の上に立つと、2つめの大岩の向こうに険しそうな山道が見えました。

ちなみに2つめの大岩の上には「界」の文字が刻まれていました。
入り口の大岩の上方に刻まれていた「境」の文字と合わせると、「境界」になります。

そのあたりから岩戸山の頂上までは、神聖な領域であることを表しているのかも知れません。

岩戸山の頂上近くにある断崖展望台

大岩を2つ乗り越えたあとは、岩だらけの険しい上り坂が続きました。
多少は整備されているようですが、これまでの石段の状態とは程遠く、かなり登りづらいです。

大岩横の断崖展望台
大岩横の断崖展望台

岩場の山道を登ってくると、大岩の横に見晴らしの良さそうな断崖の展望台を見付けました。
折角なので、ふもとの景色を見に行くことにします。

断崖展望台からの景色は、岩戸山十三仏の広場から見た景色と、あまり変わらないようです。

ふとすぐ左側にある大岩を見ると、下に隙間があって、そこにお酒の入れ物が3本倒れていました。
もしかしたらお神酒として、お供えしてあったのかも知れません。

さらに岩戸山を登っていきます。

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