以前、滋賀県の湖東地区にある太郎坊宮(たろうぼうぐう)へお参りしたときのことです。
ついでに箕作山(みつくりやま)に登ったら、至るところに「十三仏」への案内板が設置されていました。
気になったので、日にちを改めて岩戸山十三仏のふもとから、参道を登ってみました。
そのまま岩戸山頂上と小脇城跡(おわき じょうせき)を経由して、箕作山まで歩いてきました。

岩戸山の断崖展望台から、さらに岩場を乗り越えて頂上まで登り、頂上展望台からの景色を眺めたり、米相場の旗振り場跡を見たりしたあとは、小脇山を登って小脇山城遺跡まで来ました。
小脇山城遺跡の中を歩いて

さて小脇山城遺跡の中を歩き始めると、目の前に保存状態の良い石垣が見えてきました。
小脇山城で戦いがあったとは聞いてないので、運良く遺った石垣なのでしょうか。
先ほどの解説板をよく読むと、実は明治時代になってから割石で造られた石垣なのだそうです。
古い時代の石垣は自然石で造られているそうです。
割石の石垣に上ってみると、小脇山城址の案内板が木に取り付けられていました。
ただ案内板は奥まったところにあり、かなり汚れて文字が読み取りづらいので、見落としそうです。
小脇山の頂上までは、あともう少しなので、のんびりとなだらかな山道を歩いていきました。
小脇山の頂上へ
小脇山の頂上も近くなってくると、なだらかだった山道は上り坂に変わりました。
あたり一面を見回すと、崩れてしまった石垣の残骸が、斜面の至るところに散らばっています。
中には人の手によって削られたと思われる、大きな岩もありました。
石の間を縫うように登っていくと、ようやく小脇山の頂上に着きました。
「三等三角点」の白い杭が倒れていますが、三角点があるので頂上に間違いなさそうです。
小脇山城遺跡平面図に載っていた岩塊を見ると、風雨に晒(さら)されて脆(もろ)くなったのでしょう。
すっかりひび割れて崩れそうになっていました。
小脇山頂上からの眺め
せっかく小脇山の頂上まで登ってきたので、やっぱり景色を見てみることにします。
箕作山の頂上がある東の方に向かって歩いてきたので、太郎坊宮の背後にある岩だらけの赤神山(あかがみやま)の姿が間近に見えるようになってきました。

小脇山の頂上にも、色鉛筆で手書きしたような眺望案内図がありました。
今まで見付けた場所から考えると、どうやら東近江市の山々に設置されているようです。
判りやすいので、いつも助かっています。
箕作山の方へ
最初は小脇山の頂上まで行ったら、引き返そうと思っていました。
しかし折角小脇山まで来たので、以前別のルートで登ったことのある箕作山の頂上まで歩いてみることに。

山道を歩き始めると、結構な高さを下っていきます。
しばらく山道を下っていくと、箕作山への案内板がありました。
まだまだ箕作山は遠いようです。
さらに箕作山の方へ歩いていきます。
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