岐阜県岐阜市山県岩(ぎふし やまがたいわ)には、定恵禅寺(じょうえぜんじ)があります。
阿弥陀如来をご本尊とする臨済宗妙心寺派のお寺で、美濃新四国81札所になっています。
山県岩は、かつて山県郡岩村だったことに由来します。
裏山の頂上には、不動明王の祀(まつ)られた祠(ほこら)があります。
以前、別の場所から尾根筋を通って不動明王まで行こうとしたのですが、途中で断念してしまいました。
ということで、ふもとの定恵禅寺と山頂の不動明王へお参りしてきました。
山頂の祠は奥之院的なものかと思ったのですが、2つの間につながりはなかったようです。

定恵禅寺の駐車場へ
まずは定恵禅寺の駐車場へ向かいました。
県道93号線を走っていると、見かける三角地帯を目印にして、集落の中へ入っていきます。
二股に案内板 川沿い分岐点(左)定恵禅寺
ところが定恵禅寺への案内板は、1つ目の二股に設置されているぐらいで、他には見当たりませんでした。
あらかじめグーグル・ストリートビューなどで、道順を見ておいた方が良さそうです。
定恵禅寺への道 定恵禅寺入り口(奥に駐車場)
道に迷いながらも定恵禅寺へ向かっていると、坂道の入り口に石造りの標柱が建てられていました。
薄暗い木立の間を通り抜けたところに、定恵禅寺の駐車場があるようです。
民家のような屋根の、定恵禅寺本堂
定恵禅寺の山門と鐘つき堂
さて駐車場の奥に自動車を停めたら、定恵禅寺の山門へと続く石段を登っていきました。
かつては入り口の標柱から伸びる、長い石段だったと思われます。
定恵禅寺庭園 定恵禅寺本堂
山門をくぐると、境内には庭園が整備されていました。
苔むした細い参道を進んで生け垣の間を通り抜け、突き当りで直角に右へ曲がります。
すると正面に定恵禅寺本堂が現れました。
日本寺院は一般的に屋根が急勾配になっているので、何だか2階建ての民家のように見えます。
定恵禅寺の裏山へ
裏山へと続く道 シイタケの原木栽培
つぎは不動明王への登り口を探して、定恵禅寺の裏山へ行ってみました。
ただ入り口に案内板はありませんし、道は薄っすらと轍(わだち)が残るだけで人の通った跡がありません。
それでも構わず進んでみると、あたりには短い丸太がたくさん立てかけられていました。
その中を通り抜けた先で、すぐに道は途絶えてしまうことに。

以前登った山では、墓地の階段を上ったところに登り口があったので、念のために定恵禅寺の墓地へ。
階段を登っててっぺんまで行きましたが結局、不動明王への参道は見つかりません。
不動明王の登り口を探して
溜池の西側を通って ジメジメした植林地帯
どこかに参道があるはずなので、不動明王への登り口を探しながら、山すそを反時計回りに歩いていきました。
途中にあった溜池の西側から山へ入ってみましたが、参道らしくないので引き返すことに。
溜池の東側を通って 不動明王への案内
今度は溜池の東側を歩いていくと、「私有地につき関係者以外立入禁止」の文字がありました。
ただよく読むと、不動明王参拝者は自由に通行できる旨が書かれています。
石段の登り口 石垣の上に祠
喜んで私有地の中に入ると、正面に見えた石段を登っていきました。
ところが違う神社の参道だったらしく、石段はすぐ行き止まりになってしまうのです。
さらに不動明王を目指して歩いていきます。
コメント