岐阜県岐阜市城田寺(ぎふし きだいじ)の北側には、城ヶ峰(じょうがみね)があります。
以前から「城田寺」と書かれた道路案内標識を見るたびに、城跡があるのではと気になっていました。
調べてみると城ヶ峰は 300メートル足らずなので、お手軽に登れそうです。
また尾根筋が長く連なっており、ハイキングするのにも適していそうです。

ということで、城跡を探しながら城ヶ峰を歩いてきました。
一応、曲輪跡と思われる広場は見つかりましたが、堀切や土塁などの遺構はないようです。

城田寺公園の駐車場へ
まずは城ヶ峰のふもとにある、城田寺公園の駐車場へ向かいました。
県道77号線(岐阜環状線)の交差点「正木北町北」で北へ曲がったら、田園地帯をひたすら北へ。
丁字路「上城田寺東」で右(東)へ曲がったのち、すぐに見えてくる常磐トンネル手前で鋭角に左へ。
隅に消防団器具庫の建てられている空き地が、城田寺公園駐車場です。

消防団器具庫の出入り口を塞がないように自動車を停めたら、さっそく城田寺公園を見に行きました。
公園内はちょうど、タンポポが咲き乱れる時期だったようです。
常国寺境内の登り口へ

さて城ヶ峰の登り口は、近くの鳳祥山常国寺の中にあるようです。
城田寺公園から集落の中を歩いていくと、すぐにお寺の入り口に着きました。
常国寺山門 常国寺境内
坂道を登ってそのまま常国寺境内まで入れますが、折角なので山門をくぐって中へ入ります。
ちなみに夢の観世音菩薩は、のぼり旗が道しるべになっており、左奥のお堂の中に安置されているようです。
城ヶ峰登り口は石段を登って 墓地のすぐ脇に登り口
ということで常国寺境内の右の方から、城ヶ峰登り口へ向かいました。
お寺の裏山へと続く石段を登っていって、墓地の右脇から森の中へと入っていきます。
急勾配の岩場と簡易展望所
目印は保護色の養生テープ 結構な急勾配の道
さて城ヶ峰を登り始めると、いきなり急勾配の上り坂から始まりました。
落ち葉で登山道が判りにくくなっていますが、緑色の養生テープを頼りに登っていきます。
杭が飛び出た岩場の階段 簡易展望所
しばらく登っていくと道は岩場になって、地面の上は石だらけになりました。
電力会社の設置した樹脂製階段は、杭が抜けそうになっており、体重を掛けると外れてしまいそうです。
簡易展望所から(左) 簡易展望所から(右)、御望山
途中に簡易的な展望所があったので、ちょっと寄り道していきました。
天気が良ければ濃尾平野だけでなく、養老山地や霊仙山、伊吹山まで見えると思われます。
尾根筋の送電鉄塔へ
城ヶ峰の尾根筋へ ムラサキツツジと送電鉄塔
簡易展望所からさらに登っていくと、程なく城ヶ峰の尾根筋にたどり着きました。
ここからは尾根筋を歩いて、山頂を目指します。
岩場を乗り越えて 送電鉄塔の根元
処どころに岩場もありますが、なだらかな尾根筋を歩いていると、赤い送電鉄塔の根元に着きました。
ただ城ヶ峰の南側を見ても、先ほどの簡易展望所から眺めた景色と代わり映えしません。

ということで城ヶ峰の東側を見ると、鶴山の向こうに百々ヶ峰(どどがみね)が見えました。
左の方には眉山(びざん)のすそ野が見えています。
さらに城ヶ峰を登っていきます。
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