以前、東京ディズニーランドで有名な千葉県浦安市(うらやすし)に住んでいたときのことです。
急に銚子電鉄を見たくなって、銚子(ちょうし)に来てしまいました。
銚子駅からひたすら沿岸を歩き、犬吠埼灯台(いぬぼうざきとうだい)までやって来ました。
かなり遠回りして外川駅へ
さて、犬吠埼灯台の中には入れませんでしたが、一応付近を散策できましたので、後は民宿に行って泊まるだけです。

まずは、駅に向かって歩く人達に混じって、犬吠駅まで行ってみました。
路線図を確認してみましたが、終点の外川(とかわ)駅までは、残りあと 1駅だけです。
どうせなら銚子電鉄に乗らずに、全行程を徒歩で踏破してしまうのも一興かと思いました。
ということで、県道244号線に沿って、最後の区間も歩き出しました。
外川駅は古びた木造の駅舎
銚子電鉄外川駅は、外川漁港を有する外川町(とかわまち)にある、木造の駅です。

県道244号線を南に歩いていき、家が多くなってきたところで、一本東側を通る鉄道沿いの道を歩いていると、古びた駅舎を見つけました。

今でもたまに、テレビで外川駅の駅舎を見かけますが、昔ながらの変わらぬ佇まいです。
建て直してしまうと、折角の雰囲気が台無しですからね。
朝ドラ「澪つくし」の舞台にも
銚子市は、NHKの朝ドラ「澪つくし」の舞台にもなっている場所です。

今では「科捜研の女」として有名な沢口靖子さんが、デビューしたての頃に主演しました。
そのドラマの中で、外川駅もロケ地として使われました。
NHKの朝ドラ「澪つくし」は、醤油醸造元「入兆」の娘と外川の網元の息子のお話です。
ただ戦争などのせいで、思いがけない出来事が次々に起こるストーリーになっています。
民宿文治の部屋
では、ふたたび県道244号線に戻り、その日宿泊する民宿に向かいます。
海のほうへ続く、ちょっと細めの坂道を下って、丁字路で西に右折し、しばらく歩きます。
すると道路の海側に、塀で囲まれた民宿文治がありました。

まずは庭の中を歩いていって、玄関先のフロントでチェックインを済ませます。
急に予約したにもかかわらず、部屋は広く8畳ほどで、窓からは漁港の様子が見えました。

ちょっと広すぎて、一人で使うには持て余すほどで、隅っこにじっと座っていましたよ。
漁港の民宿の料理
さて、入浴も済ませ、夕食の時間になりましたので、食堂へ向かいます。
食堂に入ると、すでに大勢のお客さんが、床に座って夕食を食べられていました。

自分の席に座ってお膳を見ると、急な予約なのに新鮮な海鮮料理が並んでいます。
やっぱり漁港のそばの民宿にして、大正解でした。

食事を済ませ、部屋に帰ると案の定、布団が敷かれています。
歩きまわって疲れていたこともあり、その日はそのままぐっすりと眠れました。
次の日は、銚子鉄道に乗って帰ります。
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