滋賀県蒲生郡竜王町(がもうぐん りゅうおうちょう)には、鏡山(かがみやま)があります。
以前、道の駅「竜王かがみの里」の駐車場の隅にある登山口から、登ってきました。
そのときは、鏡山を北から南へ越えるルートです。
星ヶ崎城跡を経由して鏡山頂上まで登り、雲冠寺を見て鳴谷池から希望ヶ丘団地へ下りてきました。
前回、鏡山を歩いてみて判ったのですが、他にもいくつか登山ルートがあるようです。
今回は、東から西へ鏡山を越えて立石山まで歩いてきました。

道の駅「竜王かがみの里」へ
ということで、まずは国道8号線を走って、道の駅竜王かがみの里へ行きました。
多くの人が訪れる人気の道の駅で、旧東山道(旧中山道)の宿場「鏡の宿」が名前の由来です。
なるべく邪魔にならないように、自動車は駐車場の奥の方に停めます。
トイレで用事を済ませたら、鏡山大谷池ルートの入り口に向かって歩き始めました。
牛若丸(のちの源義経) 元服の儀式 武蔵坊弁慶
ちなみに近くには、源義経(みなもとのよしつね)ゆかりの元服の池や鏡神社があります。
旧東山道を西へ進むと、平家の大将平宗盛(たいらのむねもり)が義経に斬られた、平家終焉の地もあります。
鏡山大谷池ルート入り口へ
道の駅竜王かがみの里から鏡山大谷池ルートの入り口までは、近江鉄道バスに乗っても行けます。
ただそれほど遠くないので、歩いていくことにしました。
道の駅から東へ 田園風景の中を歩いて 鏡山大谷池ルート入り口
道の駅から国道8号線に出たら、まずは東へ、民家の壁伝いに進みます。
すぐに路地を通って裏道に入り、しばらくはのどかな田園風景の中を歩いていきました。
お寺の横を通り過ぎたら、三叉路を右へ進んで、自動車が行き来する大通りへ。
大通りをしばらく南下していると、工場の敷地の角に鏡山ハイキングコースの案内板がありました。
大谷池ルートを歩いて大谷池へ

ということで、大谷池コースを通って鏡山頂上に向かいます。
歩き始めるとすぐに、鏡山の散策道が描かれたルートマップが設置されていました。
甲西町と野洲町はそれぞれ、2004年10月1日に他の町と合併して、湖南市と野洲市になりました。
工場と工場の間を通って 車止めの奥へ 大谷池の案内
まずは工場の敷地に挟まれた、長く平坦な道を鏡山の方へ歩いていきました。
分かれ道では、左側の車止めを通り抜けて、さらに奥へと進みます。
大谷池(左) 大谷池(右)
大谷池の案内板から程なく、目の前に水面がモスグリーン色の大谷池が現れました。
周辺の平野は田園地帯であり、池がいくつか点在しているので、たぶん農業用溜池の一つだと思われます。
江戸時代の雨乞い休み場
雨乞い休み場の立て札 藪の中の休み場
さて道が緩やかに登り始めると、「雨乞い休み場(あまごい やすみば)」と書かれた立て札がありました。
藪の中をのぞき込むと、奥はちょっとした広場になっています。

江戸時代は日照り続きで水不足になると、鏡山頂上にある竜王宮で、雨乞いの儀式を行ったそうです。
ふもとの村人たちが、のぼり旗を持ち、鐘や太鼓を打ち鳴らしながら、鏡山を登りました。
雨乞い休み場は、村人たちが山に登る途中で休憩した場所なのだそうです。
ただここに来るまで平坦な道ばかりで、まるで山を登った感覚がないのですけどね。
さらに鏡山を登っていきます。
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