滋賀県蒲生郡竜王町(がもうぐん りゅうおうちょう)には、鏡山(かがみやま)があります。
以前、道の駅「竜王かがみの里」の駐車場の隅にある登山口から、登ってきました。
前回、鏡山を歩いてみて判ったのですが、他にもいくつか登山ルートがあるようです。
今回は、東から西へ鏡山を越えて立石山まで歩いてきました。

やや産坂から立石山まで登って、縦に割れた大岩群を見たあとは、伊勢道峠を一旦通り過ぎて、古城山の岩倉城跡近くまで行ってきました。
水浸しの伊勢道を下って
伊勢道峠 伊勢道を大篠原へ
ということで古城山頂上近くから、ふたたび伊勢道峠まで戻ってきました。
ここからは伊勢道を大篠原方面へ下りていきます。
水が流れる伊勢道 滑り止め付き丸太橋
ところが前日に降った雨のせいで、伊勢道は水浸しになっていました。
砂地なので靴底が濡(ぬ)れる程度なのですが、川になっているところを避けながら歩いていきます。
タムシバ山登り口 伊勢道峠の案内板
伊勢道の途中には、タムシバ山への登り口もありました。
説明はありませんが、何もない山へ案内しないはずなので、たぶん岩倉遺跡があるのだと思われます。
鏡山から城山へと続く尾根筋の途中にも、タムシバ山への入り口がありました。
森楽校から川沿いの道へ
伊勢道から森楽校へ 森楽校 小堤・大篠原自然環境保全治山案内図
伊勢道が終わったら、舗装された管理道を下って森楽校の方へ進みます。
前回通ったときは草ぼうぼうだった森楽校ですが、草刈りされてキレイになっていました。
森楽校からは、なだらかな坂道をさらに下っていき、光善寺川を渡ります。
午後になって木陰になった川沿いの道を、北の方へひたすら歩いていきました。
川沿いを歩かなくても、集落の中を通って国道8号線に出れば、近江鉄道バスが通っています。
バス停「大篠原」から「道の駅竜王かがみの里」までは、三井アウトレットパーク行で 4分ほどです。
光善寺川沿いの道 自転車歩行者専用道路 国道8号線の歩道へ
途中からは、地面がエンジ色に塗装された自転車歩行者専用道路が始まります。
どこに着くのか不安だったのですが、運良く国道8号線に出られました。
平家終焉の地へ寄り道
あとは国道8号線に沿って設けられた歩道と旧中山道を歩いていけば、道の駅竜王かがみの里に着きます。
ただ途中で、平宗盛公(たいらのむねもり こう)胴塚がある、平家終焉の地に寄り道してきました。
平家終焉の地の案内板 平家終焉の地 平宗盛公胴塚
平家が滅びた場所は一般的に、壇ノ浦の戦いのあった場所だとされていますが、そうではないそうです。
平家の総大将である平宗盛とその子清宗は、源義経によって、ここ篠原の地で首を斬られました。
牛若丸(のちの源義経) 落ち武者 京都
父子の首は源義経が京都に持ち帰ったので、胴体だけが埋められています。
ちなみに最近まであった首洗池は現在、涸(か)れていました。
あとがき
前回は鏡山(竜王山)を北から南へ越えたのですが、今回は東から西へ越えてみました。
こんめ岩や立石山の立石群など、奇岩が至るところにあったので面白かったです。

さて今回の収穫は、タムシバ山の存在を知ったことです。
たぶん岩倉遺跡があるのだと思うのですが、説明がまったくないので何も判りません。
近いうちに登ってみたいと思います。
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