岐阜県山県市長滝(やまがたし ながたき)には、釜ヶ谷山(かまがたにやま)があります。
前回、久しぶりに伊自良湖(いじらこ)を訪れたとき、その存在を知りました。
そのときは近くにある甘南美寺(かんなみじ)から登り始めたのですが、時間に余裕がなくて下山することに。
ということで今回は自宅を早めに出て、釜ヶ谷山頂上まで登ってきました。

延長工事中の伊自良湖スカイウェーを終点まで進み、斜面を登ったあとは、コース外の尾根筋を通って、釜ヶ谷山頂上にたどり着きました。
山びこコースの途中で引き返して
山びこコース下り口 下りてきた斜面を振り返って なだらかな道も
さてしばらく休憩したら、いよいよふもとへ下りていきます。
登りとは違うコースを歩きたかったので、山びこコースを歩いてみることにしました。
ところが歩いても歩いても北の方角へ進むばかりで、一向に伊自良湖の方へ近づいていく気配がありません。
次第に心配になってきたので、引き返すことにしました。
北の尾根の分岐点(左) 北の尾根の分岐点(中) 北の尾根の分岐点(右)、山びこコース
やまびこコースは、釜ヶ谷山の北側の尾根筋を遠回りする登山道のようです。
ふもとからかなり離れた山の中を歩きますが、案内板が少ないので注意が必要です。
あとで地図を確認してみると、やまびこコースを順調に歩けていたようです。
喉が乾いたので、龍神コースへ
山頂まで200mの地点 分岐点(左)龍神コース(奥)奥の院コース
ということで来た道を釜ヶ谷山頂上まで戻って、無難に伊自良湖のある南の方へ下りていきました。
ただまるっきり同じ道を通ってもつまらないので、別のコースを歩くことにします。
すると、龍神コースと奥の院コースとの分かれ道に着きました。
行者岩と奥の院を見たかったので、本当は奥の院コースを歩いてみたかったのですけどね。

持ってきたペットボトルを飲み干して、無性に喉が乾いていたので、龍神コースを選ぶことにしました。
龍は水を司るので、龍神コースなら滝や谷川などのそばを通るだろうと考えたのです。
岩清水で乾いた喉をうるおす
連なる大岩の横を通って 龍神コースの案内板 石だらけの階段
ところが水辺まではかなり遠くて、歩いても歩いても水音さえ聞こえてこず、なかなかたどり着けません。
しかも道の上には大量の石が転がっているので、歩きにくさこの上なしです。
谷川のすぐ手前の案内板 谷川の岩清水
半分諦めかけた頃になって、ようやく下の方から水音が聞こえるようになり、程なく谷川に着きました。
とりあえず岩清水を両手ですくって、喉(のど)をうるおします。
ついでに空になったペットボトルを、水で満たしておきました。
ふもとまでは、まだまだ道のりがありそうですが、差し当たっての水分補給には事足りそうです。
大岩だらけの谷筋を下って
濡れて苔だらけの石段 石畳と石段 朽ちかけた木橋
龍神がどこかに祀(まつ)られていたのか、岩清水を過ぎると石段と石畳が始まりました。
ただ谷あいなので石の表面が濡れていることも多く、滑りやすいので気を付けて下りていきます。
柵が設けられた横がけ道 分岐点(奥)やまびこコース(右)ふもと 釜ヶ谷林道
途中には、龍神コースと山びこコースとの分岐点もありました。
心配になって途中で引き返した山びこコースですが、ふもとまでちゃんと続いているようです。
ということで無事に、ふもとの釜ヶ谷林道まで下りられました。
ただ釜ヶ谷林道は嫌になるほど長かったので、それを覚悟して歩かなければなりません。
あとがき
釜ヶ谷山に登るコースは、奥の院コースと釜ヶ谷コースの 2つしか無いのかと思っていたのですけどね。
いざ登ってみると龍神コースや山びこコースもあって、いろいろと楽しめるようです。
ただボクにとってはちょっと高すぎるので、もう二度と山頂まで登ることはないでしょうね。
そのうち気が向いたら、奥の院と行者岩を見に行くことにします。
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