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【滋賀】米原市番場の鎌刃城跡って楽しい その2 (大堀切と大石垣と水の手篇)

城郭めぐり
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滋賀県米原市番場(まいばらし ばんば)には、鎌刃城跡(かまは じょうせき)という山城跡があります。
以前から旧中山道番場宿の中を通るたびに、 看板を見掛けて、 とても気になっていました。

ある朝 Google Map(グーグル・マップ)で番場宿周辺を見たら、駐車場のマークを見付けました。
ということで早速、その日のうちに鎌刃城跡に登ってきました。

鎌刃城跡駐車場に自動車を停めて、名神高速道路のガード下をくぐり、登山道のほぼ中間地点にある細長い土橋まで登って、向かいの山やまを眺めました。

なかなか着かない鎌刃城跡

鎌刃城跡主郭までは、ふもとの駐車場から 2キロメートルもあるので、なかなかたどり着けません。
ただ勾配が非常に緩やかなので、登るのは楽です。

かつて見張台があった場所を通って、旧中山道番場宿の殿屋敷跡から続く登山道と合流し、落ちていた木の枝で熊よけベルを鳴らして、順調に登っていきました。

鎌刃城跡 残り300メートル
鎌刃城跡 残り300メートル

枯れ葉を踏みしめながら登っていくと、ようやく鎌刃城跡まで残り300メートルのところに来ました。
前方には他の登山客がいるようで、ひとの話し声が聞こえてきます。

年月を経て緩やかになった、大堀切

分岐点(左)北副郭虎口(右)大堀切
分岐点(左)北副郭虎口(右)大堀切

ということで、鎌刃城跡の曲輪(くるわ)の下まで来ました。
分かれ道になっているので、まずは近くにあると思われる大堀切を見に行きます。

大堀切はかつて、鎌刃城の北端を守るための巨大な防御施設でした。
長い年月を経て現在は、のり面の土砂がすっかり崩れ落ち、かなり緩やかになっています。

北側の尾根から大堀切
北側の尾根から大堀切

北側にある尾根の上から大堀切を眺めると、大量の土を掘って尾根が切られていることが判ります。
斜面一帯には、石垣を形作っていたと思われる大量の石が転がっていました。

今もなお残る、大石垣

大堀切の斜面を登って北の曲輪へ行きたいところですが、先に大石垣を見に行きます。
大堀切の奥から続く細道をたどっていくと、大石垣がありました。

まず最初に大石垣を見たときは、それほど大きく感じなかったのですけどね。
大石垣の前の道を奥へ歩いていくと、ずーっと続いていました。

他の場所は崩れているのに、この場所だけ今も、大きな石垣が残っているのは驚きです。

大石垣の高さは約 4メートル、横幅は約 30メートルもあるそうです。

北の曲輪へ

大石垣からは斜面を登って、北の曲輪まで行きます。
途中には小さめの石垣もあったので、当時は斜面の大部分が石垣で覆われていたのかも知れません。

崩れやすい斜面を登っていくと、北-Ⅴ曲輪に着きました。
曲輪の中央にはのろし台が設置されているので、まるで鎌刃城跡主郭に来たかのようです。

鎌刃城跡の曲輪は、北南西の 3方向に伸びており、主郭に近いところから順番にローマ数字が振られ、その組み合わせで名前が付けられています。

鎌刃城跡の水の手
鎌刃城跡の水の手

振り返ると、復元されたという水の手があったので、手を洗わせてもらいました。

ちなみにこの水は、700メートル上流の青龍滝からパイプを通して引いてあるそうです。
ただ消毒してある訳ではないので、飲んではいけません

水の手とは、城や砦などに引かれた飲用の水のこと。

さらに鎌刃城跡を見て歩きます。

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