滋賀県近江八幡市安土町(おうみはちまんし あづちちょう)にある観音寺城跡に登るため、繖山(きぬがさやま)のふもとまで来ました。
野菜直売所「石寺楽市」の隣の臨時駐車場に自動車を停め、すぐ近くにある教林坊というお寺にも訪れることにしました。

繖山に登って観音寺城跡を見て回りましたので、あとは下山するだけです。
いつのまにか観音正寺の中へ

さて観音寺城本丸跡から観音正寺までは近いので、すぐにお寺の建物が見えてきます。
ふもとの教林坊はすっかり色付いていましたが、こちらはまだ色付きはじめのようです。
観音正寺の建物群の崖下を歩いていくと、観音正寺の中に出てしまいました。
どうやら観音寺城本丸跡へ行くには、ねずみ岩のところから登っていくより、観音正寺の中から歩いていく方が、近くてラクだったようです。
繖山をスタスタと下山

それでは、赤坂道を通って繖山を下りていきます。
登りはとても辛かったのですが、下りは打って変わって、とてもラクでした。

ボクは実は田舎育ちなので、子どもの頃から自然の中でばかり遊んでいました。
足場が不安定な山中でも、よく走り回っていたので、平衡感覚が鍛えられたようです。
自然石を用いた凸凹したの石段でも、スタスタと下りて行けました。
くだり坂には注意!
なお、石段の坂道を下るときは注意しないと、脚の関節を痛めてしまいます。
踵(かかと)から着地すると、衝撃が直に伝わって、ひざや股関節に負担が掛かります。
ということで、つま先から着地して衝撃を和らげるようにしました。

ただあまりにも、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋、ひふくきん)を酷使しすぎたようです。
後日ふくらはぎが筋肉痛になってしまいました。
日吉神社と神様の使い
さて、赤坂道をふもと近くまで下りてくると、道がほぼまっすぐになっています。
等高線に対して道が垂直に作られているので、つま先に力が掛かり歩くのが大変でした。
ということで、たまたま見つけた日吉神社にちょっと避難することにしました。
境内に入ると、本殿を囲む塀の手前に、3匹の猿の石像が奉納されています。

日吉神社の神様の使いが、神猿(まさる)であることは知っていました。
しかし奉納されているのは、なぜだか日光東照宮の神厩舎に飾られている「三猿」です。
繖山の登山を終えて疲れていたのですが、ちょっと楽しい気分になりました。
ふもとで旧中山道と交差

ようやく繖山から赤坂道を通って下りてきました。
このまままっすぐに進むと、出発地点の野菜直売所「石寺楽市」に着くはずです。
意気揚々と歩いていると、神社の入口を示す大きな石灯籠を見付けました。
その向かい側を見ると、石でできた昔の道しるべもあります。
たまたま向かいから歩いてきた女性に尋ねると、この道は旧中山道なのだそうです。
思ってもいなかった良いことが聞けました。
あとがき
以前、自動車で観音正寺に参拝したときに、たまたま観音寺城跡があることを知りました。
すると、滋賀県の東側にある歴史博物館などを訪れたときに「観音寺城」という文字が気になるようになりました。

ということで観音寺城跡に一度、登ってみることにしたのですが、教林坊というモミジの名所も参拝できて、今回はなんとも収穫が多かったです。
次回来たときは、桑実寺(くわのみでら)から観音寺城跡に登りたいと思います。
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