【石川】片山津温泉のついでに那谷寺へ その13 (那谷寺の奇岩遊仙境篇)

神社仏閣めぐり
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石川県加賀市(かがし)にある片山津温泉(かたやまづ おんせん)に行ってきました。
片山津温泉は柴山潟(しばやま がた)という湖のほとりにある、景色の素晴らしい温泉地です。

ただ温泉に行くだけだと勿体(もったい)ないので、ついでに周辺の観光地もいくつか巡ってみました。
たまたま訪れた那谷寺は、ちょうど紅葉の真っ盛りだったので、とても美しかったです。

那谷寺の案内図
那谷寺の案内図

那谷寺特別拝観エリアの琉美園を見に行き、阿弥陀三尊の姿にも似た三尊石を見たあとは、茶室「了々庵」を経由して金堂華王殿に戻り、すぐ横の普門閣・宝物館を見てきました。

参道の途中で鐘楼へ

ということで金堂華王殿(こんどう けおうでん)から、ふたたび参道まで戻ってきました。
朝早く来たときには誰も歩いていませんでしたが、もう奥から帰ってくるお客さんがいます。

参道を奥へと歩いていくと、鐘楼へと上っていく分かれ道がありました。
ちょっと気になるので、石段を上って見てくることに。

那谷寺の鐘楼
那谷寺の鐘楼

鐘楼の前に着きましたが、梵鐘(ぼんしょう)がある場所には、連子窓がはまっていて見られません。
行列も出来ていないので、鐘楼内部も見学できないようです。

鐘楼から護摩祈祷所への道
鐘楼から護摩祈祷所への道

このまま奥へ進むと、護摩堂(ごまどう)があるようですが、一旦下りることにしました。

顔のようにも見える、奇岩遊仙境

護摩祈祷所の横を通って参道に戻ってくると、あたりの木々が鮮やかに色付いていました。
琉美園(りゅうびえん)は道が狭く感じましたが、こちらは広々として壮大な印象を受けます。

那谷寺の奇岩遊仙境
那谷寺の奇岩遊仙境

さらに参道を奥へ歩いていくと、左側の池の向こう側に奇妙な形の岩山が見えてきました。
その岩山は「奇岩遊仙境(きがん ゆうせんきょう)」と名付けられており、異様な雰囲気を放っています。

まるでネバー・エンディング・ストーリーの中に登場するロックバイターのようでした。
岩窟(がんくつ)が 3つあるので、シミュラクラ現象が起きて、顔に見えたようです。

シミュラクラ現象とは、何かが 3つ集まっていると顔に見えるという脳のはたらきのこと。

伝記小説「遊仙窟」に似ている

遊仙境と似ているものに、中国の唐の時代に書かれた伝記小説「遊仙窟(ゆうせんくつ)」があります。
奈良時代に遣唐使によってもたらされ、かつて日本で流行(はや)っていました。

万葉集の中には、「遊仙窟」の内容を踏まえたものがあり、さらには松尾芭蕉の俳句や高杉晋作の都々逸(どどいつ)、落語「明烏(あけがらす)」などにも影響を与えたようです。

この岩山を「遊仙境」と名付けた人は、おそらくこの伝記小説のことを知っていたに違いありません。
ただ内容が寺院にそぐわないので、「仙窟」を同じ意味の「仙境」に変えたものと思われます。

仙境とは、仙人が住んでいる俗世間から離れた清らかな土地のこと。

展望台に上って

展望台への階段
展望台への階段

奇岩遊仙境を見ながら歩いていると、反対側に展望台があったので、階段を上ってみました。
こちら側の木々も黄色く色付いています。

展望台の上からだと、奇岩遊仙境が少し遠のいてしまいました。
ただ見える範囲が広がったので、その全体像がわかります。

奇岩遊仙境を下から見上げていたときには見えなかった、奥の稲荷社が見えるようになりました。
岩に石段が刻まれ赤い鳥居が建てられていますが、登っている人の姿は見られません。

さらに那谷寺を見て回ります。

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