以前、滋賀県東近江市(ひがしおうみし)にある太郎坊宮までふもとから登って参拝し、そのついでに箕作山(みつくりやま)の頂上まで登ったことがあります。
箕作山頂上に設置されていた眺望案内図で、箕作城址の存在を知り、帰りに箕作城址へ行こうとしたのですが、そのときは途中で断念してしまいました。
ということで、あらためて箕作城址へ行ってみることにしました。
太郎坊宮から登っていくと遠いので、瓦屋寺から登り始めることにします。

瓦屋寺の駐車場へ
瓦屋寺へ自動車で行くには、近江鉄道八日市駅付近から続く舗装道路を登る必要があります。
ただ近江鉄道八日市駅付近は、道が入り組んでおり、道幅も狭くてよく判りません。
いつも太郎坊宮のある赤神山を目印にして、適当に行ってしまいます。
ちなみに県道52号線の交差点「浜野町北」から西へ進むと、比較的判りやすいようです。

さて瓦屋寺の駐車場に着くと、あたりはガラン(伽藍)としていました。
初詣にお寺を訪れる人はすくないようです。
せっかくなので瓦屋寺に参拝
瓦屋寺の入り口へ 入り口付近の大岩 瓦屋寺の本堂へ
せっかく瓦屋寺まで来たのに、素通りしたのでは申し訳ないので、本堂までお参りに行きます。
すると以前は見掛けなかった、真っ赤なのぼり旗がアチコチに立てられていました。
秘仏 御開帳/瓦屋禅寺 千手観音(重文)/令和五年十月から十二月

瓦屋寺のご本尊は、本堂に安置されている千手観世音菩薩立像(国指定重要文化財)です。
案内板によるとご本尊は秘仏なので、御開帳は三十三年ごとなのだとか。

一生のうちに何度も見られるものではないので、仏像ファンなら見た方が良いかも知れません。
箕作山の山中へ
瓦屋寺の展望台方面へ 金色大慈母観音像の左側を奥へ 植林地帯の中へ
瓦屋寺の本堂で参拝を済ませたので、いよいよ箕作城址を目指して登っていきます。
まずは瓦屋寺の入口まで戻って、展望台や金色大慈母観音像の方へと続く石段を登っていきました。
金色大慈母観音像の左側を奥へ進んでいくと、道が森の奥へと続いています。
昨夜は雨でも降ったのか、地面がすこし泥濘(ぬかる)んでいました。
直角に右折して 緩やかな上り坂 太郎坊宮からの合流地点
途中の案内板で右へ L字に曲がって、坂道を登っていくと、すぐに太郎坊宮からの登山道と合流しました。
やっぱり瓦屋寺から登り始めて正解だったようです。
箕作城址への道が整備されて
分岐点(左)箕作山頂上(奥)箕作城址 目立つピンク色のリボン 案内板が木の幹に
合流地点からさらに登っていくと、すぐに箕作山頂上方面と箕作城址方面との分岐点に着きました。
前回は左に曲がって箕作山頂上へ向かったのですが、今回はまっすぐ箕作城址へ向かいます。
分岐点を過ぎたところにある箕作城址と腰越峠を指し示す案内板には、いつの間にか蛍光ピンクのリボンが括(くく)り付けられ、目立つようになっていました。
また前回は地面に倒れていた案内板もトラロープで木に括り付けられていました。
どうやら地元の有志によって、箕作山の登山道が整備し直されたようです。
さらに箕作城址へ歩いていきます。
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