以前、滋賀県東近江市(ひがしおうみし)にある太郎坊宮のふもとから、箕作山(みつくりやま)の頂上まで登ったことがあります。
そのときは、帰りに箕作城址へ行こうと思いながらも諦めたので、あらためて行ってみることにしました。
太郎坊宮から登っていくと遠いので、瓦屋寺から登り始めることにします。

瓦屋寺の駐車場に自動車を停めて、本堂に参拝し、入り口まで戻ったあとは、箕作山を登り始めて、太郎坊宮からの登山道と合流し、次の分岐点で箕作城址方面に進みました。
ひたすら続く長い下り坂
蛍光ピンクのテープが目印 案内板(手前)太郎坊宮(奥)北箕作山 トラロープが張られた急な下り坂
さて箕作城址方面へは、蛍光ピンクのテープを頼りに、長い坂道を下っていきました。
トラロープが張られるほど、急勾配になることもしばしばなので、細心の注意を払う必要があります。
緑色の鉄塔(左) 緑色の鉄塔(中)、北箕作山 緑色の鉄塔(右)
するといつの間にか、緑色の送電鉄塔の下に着きました。
北の方には北箕作山(清水山)が見え、そのてっぺんに小さく送電鉄塔が見えます。
その送電鉄塔が、箕作城址の主郭の目印のようです。
峠越えの道との交差点
さらに下る山道 泥濘む下り坂 峠越えの道へ
緑色の送電鉄塔から歩き始めても、山道はさらに下っていきます。
いつまで下るのか不安になりましたが、程なく舗装された峠越えの道に差し掛かりました。

峠越えの道は、東近江市五個荘(ひがしおうみし ごかしょう)の清水鼻町と伊野部町を結んでいます。
ただそのときは、何らかの理由により通行止めになっていました。
ここから先は、いよいよ北箕作山を登っていくことになるようです。
案内板を見ると、箕作城址まで 20分とあったので、にわかにモチベーションが高まりました。
北箕作山の険しい山道を登って

北箕作山の登り口は、急勾配の上り坂になっています。
むかしの人は峠を越えやすくするために峠を低くしたので、必然的に尾根筋が登りにくくなりました。
大岩が露出した階段 岩場を乗り越えて 荒れた登山道 急勾配の上り坂 山頂に見える送電鉄塔 北箕作山の頂上
北箕作山も太郎坊宮がある赤神山も、箕作山に含まれているので、同じように岩場が多いようです。
山の斜面から大岩が露出しているので、登山道の途中には岩場を乗り越えることもありました。

ある程度登ってくると、あちらこちらに箕作城の遺構と思しき場所が現れ始めます。
最後に急勾配の斜面を登っていくと、ようやく北箕作山の頂上に着きました。
北箕作山の頂上

北箕作山には箕作城があったので、主郭があったはずの頂上は平らに削られています。
ただど真ん中に送電鉄塔が建てられているので、雰囲気はよくありませんでした。
北箕作山から北(左)、繖山 北箕作山から北(中)、伊吹山、霊仙山 北箕作山から北(右)、御池岳
北箕作山から南(左) 北箕作山から南(中)、南箕作山 北箕作山から南(右)、瓶割山
さて周辺の高い木は伐採されているので、箕作山頂上からは素晴らしい景色が眺められます。
せっかくなのでしばらくの間、遠くの景色を眺めていました。
なお山頂付近を歩き回って、箕作城址についての解説板などを探してみましたが、見付かりませんでした。
つぎは北箕作山を下りていきます。
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