岐阜県岐阜市(ぎふし)には、金華山(きんかざん)があります。
山頂には岐阜城があって、かつては斎藤道三や織田信長の居城になっていました。
ということで今回は、岐阜公園側から金華山に登ってきました。
岐阜城を訪れたあとは、金華山を時計回りにぐるっと大きく一周しています。

長良川河川敷の鏡岩緑地駐車場から、岐阜護国神社に寄り道したあとは、岐阜公園内のめい想の小径登り口まで来ました。
丸山の旧伊奈波神社跡


さてめい想の小径登り口からは、金華山頂上の岐阜城を目指して登っていきました。
岩盤を削って道を広げてあるため、処どころに岩場がありますが、結構歩きやすくなっています。

しばらくすると、烏帽子岩(えぼし いわ)のある丸山という場所に着きました。
この場所には、稲葉山城が築かれて移転を余儀なくされるまで、旧伊奈波神社があったそうです。


丸山からは登山道が、めい想の小径(水手道)と馬ノ背登山道とに分かれていました。
十数年前には馬ノ背登山道を登っているので、今回はめい想の小径を登ってみることにします。
延々と続く岩場をよじ登って


丸山からのめい想の小径は、比較的なだらかな山道がしばらく続いていました。
ところが「岐阜城までの中間点」を過ぎたあたりから、登山道は急勾配に変わってしまいます。


石段を登るのは序の口で、そのうち急勾配でギザギザの岩場ばかりを登ることになってしまいました。
ただ岩場は階段状に削られているので、それほど登りにくい訳ではありません。


ひたすら岩場を登り続けていると、見晴らしの良いビューポイントにたどり着きました。
雄大な百々ヶ峰を筆頭に、近くからはるか遠くまで山やまを見渡せます。
岐阜城裏門跡を通って


さてビューポイントからふたたび登り始めると、程なく岐阜城裏門跡に着きました。
かつては鼻高方面からの登城道が奥の立て札あたりにつながって、そこに裏門が立ち塞がっていたそうです。
現在の登山道は石垣に囲まれた高台になっていて、その右下に水手道からの登城道が通っていたのだとか。
まわりの斜面を見ると、石垣を構成していた大石がいくつも点在しています。


裏門跡からふたたび登り始めると、すぐに鼻高ハイキングコースへの分岐点がありました。
このまま終点までめい想の小径を歩いて、まずは岐阜城を見に行きます。
岐阜城へ寄り道


ということで、岐阜城へと伸びる急勾配の石段を登っていきました。
登城道は曲がりくねっており、なかなか終わりが見えませんが、程なく岐阜城山上部にたどり着きます。


めい想の小径の終点には、下山口を示す案内板が立てられていました。
もう岐阜城天守は、目と鼻の先に見えています。
近づいていくと、太陽の光を浴びてキラキラと光り輝く岐阜城天守がそびえ立っていました。
つぎは鼻高ハイキングコースを下っていきます。
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